[cinema] 『Play! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』
高校生によるeスポーツ大会を題材にした映画。「ロボコン」、「武士道シックスティーン」、「のぼる小寺さん」と青春部活ストーリーに定評のある古厩智之監督作品。
チームを組んで大会に挑戦する高専生三人を若手有望株の俳優、奥平大兼さん、鈴鹿央士さん、小倉史也さんが演じていました。映画「ロボコン」でチームを演じた長澤まさみさん、小栗旬さん、伊藤淳史さん、塚本高史さんを彷彿とさせていました。うえだ城下町映画祭のトークショーには、ちょっと斜に構えたところのある癖の強い高専生を演じた小倉史也さんと古厩監督が登壇されました。
実際のeスポーツ大会、参加者の高専生をモデルにしたストーリーということでしたが、四国 徳島の高専生がネットで全国の参加者とキラキラしたバーチャル空間でつながる一方で、それぞれに家庭や両親に問題を抱えて鬱々としている現実も描いていました。eスポーツ(ビデオ・ゲーム)の練習風景はそれぞれの自宅からネットで繋ぐというイマドキの設定ですが、映画の撮影ではいかにゲーム対戦風景にリアリティを出すかで苦労したお話が舞台挨拶で語られました。バーチャルの向こう側にリアルがある、リアルの向こう側にバーチャルがある、いまの世界を絶妙に描いていると感動しました。
[cinema] 『石がある』
家族でもなければ恋人でもない。学生時代の先生と生徒でもない。職場の上司と部下でもない。行きずりの若い女性と中年男性が川辺で偶然に出会い、川の上流まで二人でブラブラと歩いて、そして何も発展しないまま別れる。過去の因縁が炙り出されるわけでもなければ、強い絆が生まれるわけでもない。でも、そんな緩やかで穏やかな邂逅に不思議に惹かれる映画でした。上映の後には太田達成監督と主演の小川あんさんによる舞台挨拶があり、河辺でのロケの話やガソリンスタンドのお話を興味深く聞かせていただきました。
[cinema] 『幻の光』
1995年公開の是枝裕和監督 長編映画デビュー作。当時、ミニシアター系作品として話題になっていたのは知っていたのですが、その後の是枝裕和監督作品とは繋がっていませんでした。そういえば『誰も知らない』も、かつて渋谷にあったミニシアター『シネ・アミューズ』で見たことを思い出しました。今回は「能登半島地震 輪島支援 特別上映」ということで上田映劇で鑑賞しました。
[cinema] 『ラストマイル』
仕事帰りにレイトショーで『ラストマイル』をみてきました。お盆休みからリスタートして仕事はしています。なんならこの5日間、回らないモーターを相手に職場で格闘していました。蓋を開けたら、誰かが半田付けをやり直した電子基板とワイヤーハーネスをブラブラさせるだけでパタパタするリレー、そして端から負荷に対してパワー不足のモーターの三重苦でした。😭
[cinema] 『あんのこと』
上田映劇で『あんのこと』をみてきました。コロナ禍の日本で起きた実際の出来事をモデルに製作された映画ということで、エンドロールの後もどんよりした気分のままで座席を立ちました。