ちはやふる日記


[cinema] 『泣く子はいねぇが』

2020年12月06日 01:50更新

家族をつくる自覚も覚悟も整わないままに、できちゃった結婚で父親になった青年のお話。仲野太賀さん演じる主人公は悪い青年ではないのですが、妻からは見放され、その憂さを晴らすように泥酔して地元の「ナマハゲ」祭りをぶち壊してしまいます。

柳葉敏郎さんが演じる「なまはげ存続会の会長」が主人公の青年の理解者となり、指導者となれば物語はハッピーエンドに描けるのでしょうが、「お前らの考えていることが理解できないんだ!」という彼の叫びに象徴される世代間の断絶が現代の難しさを浮き彫りにしていました。

それにしても、吉岡里帆さんが演じる主人公の「元」妻の演技が怖かったです。 怒声を浴びせるわけでもなく、刃物を振り回すわけでもなく、子供に言い含めるように元夫を淡々と詰めていく姿は… 😱



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