ちはやふる日記


[cinema] ナラタージュ

2017年10月09日 08:06更新

セピア色の映像が素敵な映画でした。過去の回想シーンを時間を行きつ戻りつ一つの恋が描かれていくのですが、行定勲監督の小道具の使い方が上手。携帯電話がパカパカすること(二つ折り)で、ほんの少しの時代感が出て面白かったです。

有村架純さんが演じる高校生の女の子が大学生となり、心が弱って酔いつぶれている初恋の先生を助手席にのせてハンドルを握るシーンでは恋の行く先も成長した女の子が一気に握っていくストーリーを暗示していて面白かったです。

生々しい性描写もある泥沼の恋愛ストーリーではあるのですが、琥珀に封じ込められたような過去として描くことで重くなりすぎず、ちょっとほろ苦い素敵な作品でした。



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