[cinema] 『巫女っちゃけん。』
2018年02月12日 05:18更新
現在放送中のNHK朝ドラ「わろてんか」で、娘義太夫から映画女優、そして女流漫才師へと転身するヒロインの恋敵役を演じて人気急上昇の広瀬アリスさんの主演映画。
育児放棄や児童虐待といった重たいテーマを扱いつつ、広瀬アリスさんの巫女姿や舞台となる宮地嶽神社の非日常的な風景に癒されて一時間半の作品をたのしく見ることができました。
宮司の娘として神社で育ったことに反発し、神社のしきたりをことごとく破るアリスさん演じる主人公が、「バチが当たるけんね!」、「神様は私のことが嫌いなんだよ。」と神社のフレームワークの中でセリフを吐く演出が面白かったです。「神様に好き嫌いなんかない」、「私たちは起こったことを受け入れて生きていくしかないんだよ」といったセリフがこの映画のテーマを表しているのでしょうね。痛快な映画でした。