[cinema] 『彼方のうた』
2024年01月20日 02:43更新
雪の降る週末、上田映劇とトラゥム・ライゼを梯子して映画を2本、楽しんできました。
一本目の鑑賞は『彼方のうた』。 小川あんさんが演じる主人公が抱える悲しみや喪失感がひしひしと伝わってくるのですが、全てのエピソードを映画の中で描くわけではない「スライス・オブ・ライフ」のお手本のような映画でした。
上演の後には脚本・監督の杉田協士さんと出演の端田新菜さんによる舞台挨拶がありました。「親子であっても心の中を完全に理解できることはない。電車の中で偶然すれ違った他人のように映画の登場人物を描きました」という杉田監督のお話に納得がいきました。
物語の終盤に登場人物たちが 〜人は誰もただ一人、旅に出て〜 🎵 と『風』を歌う場面が登場するのですが、作曲した「はしだのりひこ」さんの娘さんが舞台にいる端田新菜さんという意外な繋がりを聞かせていただいて素敵な巡り合わせを感じました。