ちはやふる日記

是枝裕和監督の『怪物』をレイトショーでみてきました。平和な日常に忍び寄る怪しい影、といったミステリー仕立てで物語が進んでいくのですが、子供や大人の心の中に『怪物』を映し出している犯人の正体が徐々に明らかにされるにつれて、心が痛くなっていきました。安藤サクラさんが演じる主人公のシングルマザーは徹頭徹尾、我が子を信じて愛している『良いお母さん』なのですが、「知らない」ということが赦しになるのか？赦されたとしても本人が納得できるのか重たい課題を突きつけてくる作品でした。