[cinema] あん
2015年06月21日 23:02更新
河瀬直美監督の作品は「萌の朱雀」も「殯の森」も銀座や渋谷の映画館まで出かけてみたので、地元で観れるのは楽だなと思いながら、でもちょっとタイミングを逃すと、すぐに上映期間が終わってしまうので、慌てて地元のシネコンに出かけてきました。
「こちらに非のないつもり生きていても世間の無理解に押し潰されてしまうことがあります。」という樹木希林さん演じる女性の言葉には重みがあり、でも、世界に目を見開き、耳を澄ませば、人は誰でも、いつでも変わるための一歩を踏み出せる、という素敵なメッセージを含んだ優しい映画でした。
内田 伽羅さん演じる中学生の女の子も、永瀬 正敏さん演じる人生に疲れてしまっているどら焼きやの雇われ店長さんも、知ること、変わることに関しては差も違いもないことは、絶望ではなく希望かも。^_^;