[cinema] マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
2012年03月29日 14:45更新
メリル・ストリープが演じるマーガレット・サッチャーの存在感が圧倒的な映画でした。サッチャーのコンサバティブな理念、行動を私は支持しませんが、混乱する時代が強い指導者像としてのサッチャーを招聘し、サッチャーがその混乱する時代のただ中を果敢に突き進んだことは動かしがたい事実なのだと思います。
老いを迎え、『過去と現在』、『夢と現』を行ったり来たりするサッチャーの目を通して、過去から繋がる現在の世界の総括、それは反省なのか郷愁なのか原点回帰なのか分かりませんが某かのを振り返りを否応なしに迫って来る作品でした。