ちはやふる日記


[cinema] 『ハルビン』

2025年08月17日 08:27更新

アン・ジュングンによる伊藤博文暗殺を描いたサスペンス映画でした。植民地化への抵抗運動から暗殺計画へとつながる物語をスリリングに描いていました。祖国独立への志を同じくする同志の中でも路線対立があったり裏切りがあったり、と苦難に満ちた過程が描かれていました。登場人物は傷だらけ、泥だらけの男性ばかりですが、チョン・ヨビンさんが演じるオリジナルキャラクターのコン夫人が馬賊に落ちぶれた義兄に涙を流したり、日本軍の待ち伏せを突破して颯爽と馬車を走らせるシーンは見応えがありました。暴力による現状変更は何も問題を解決しないと私は思っています。しかし祖国独立のために力を尽くした多くの人たちの心がユン・ソンニョル大統領による非常戒厳令にも屈することのない市民の強さにつながっていると感じました。



編集

連絡先 (E-Mail)

mail address