[cinema] 映画 『ロボコン』
昨夜は第一回松本映画祭の中で「ロボコン」がリバイバル上映されていたので見てきました。
「ロボコン」から「ロビンちゃん」と連想すると年齢がバレてしまいますが、この映画のロボコンはロボットコンテストの略です。高等専門学校に通う「やる気なし」、「協調性なし」、「根気なし」の落ちこぼれ四人組がロボットコンテストに挑戦する過程で成長していくという予定調和のストーリーです。でも結末は分かっているのですが、この手のストーリーには心動かされてしまいます。
ウォーターボーイズの二番煎じを狙ったと窺えるエンターテイメント作品ではありますが、プロジェクトマネジメントの面からも興味深いエピソードがありましたので紹介します。
この物語の中で小栗旬さん演じる自称天才設計者のイケメン君が二つの大きな過ちを犯してくれます。
まず最初の過ちは「自分の設計は完璧だけど、仲間が製作する部品の精度が悪いから試合に勝てないんだ」とむくれているところです。設計図の目的は設計図として完璧であることではなく、その設計図でロボットが作成できることが前提ですから、仲間にとって実現不可能な設計図など只のゴミです。
でも、この難問は長澤まさみさん演じる主人公の女の子が、やおらやる気を出して解決してしまいます。
しかしイケメン設計者はさらに大きな地雷を踏み抜きます。ロボットの設計変更を部品を作っている仲間に、すぐに伝えなかったがために、一生懸命に作った部品が無駄になってしまうのです。
これは私たちの業務の中でも「手戻り」と呼ばれて一番嫌われる過ちです。作業をやり直すことで時間や工数を無駄にするだけでなく、チームの士気を大きく挫きます。まして連絡ミスで手戻りが発生したなどと言えば致命的です。
ということで、ここまで講釈をたれておけばOKでしょうか?
私は決して単なるアイドル好きではありません。長澤まさみちゃんの語尾を上げるしゃべり方が好きな、ちょっと変わったアイドル好きです。(爆)