ちはやふる日記


[cinema] 植物図鑑

2016年06月06日 13:16更新

有川 浩さんの原作小説が好きだったので映画も心待ちにして見てきました。

原作小説では植物に関する薀蓄(うんちく)が物語の重要な要素を占めていて面白かったのですが、映画では植物の植生や季節の話などはばっさりと切り落として、野草料理の薀蓄だけが残ったのが少し残念でした。

このバランスの変化により、子犬のように道端で拾われた男の子も、原作小説では大学院に籍をおく植物学者の卵という設定だったのが、映画ではカメラマンの設定に変わってしまいちょっと「チャラ」くなってしまったかな?と感じました。朝ドラ「とと姉ちゃん」に帝大の植物学の学生さんが登場するから被らないようにしたのかな?(笑)

ただ高畑充希さんの演じる主人公の仕事や生活に疲れた不動産会社に勤める会社員の姿がなかなかに今時のブラック感を醸し出していて面白かったです。^_^;



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