[cinema] 初冬の『アルプススタンドのはしの方』
2020年11月22日 07:28更新
真夏の甲子園球場の応援席のはしの方で繰り広げられる数時間を切り取った青春映画。地元の映画館にやってきたので二度目の鑑賞をしました。一度目に見たときは、物語の冒頭で先生から肩を叩かれて「しょうがない」と慰められている女子高生の気持ちや思いがピンと来なかったのですが、ストーリが最後までわかっていると最初から切なくて愛おしくて泣けてきました。
コロナ禍の中で、大勢で集まって大声で応援できる日がいつになるのか分からなくて切なくなりますが、「しょうがない」ではなくて、「真ん中」でも「はしの方」でも、輝くタイミングはきっとやってくると信じる一日一日が大切に思えてきた素敵な作品でした。