[trekking] 初秋の唐松岳登山
9月に入って週末に晴れの天気予報がでたので、喜び勇んで北アルプスの唐松岳に一泊二日で登ってきました。しかし山の天気は難しい。写真は丸山ケルンでの一コマですが、ガスに包まれて登山中、全く展望がありませんでした。~_~;
[cinema] 三度目の殺人
是枝裕和監督の最新作をさっそく見に行ってきました。 映画のテーマは死刑制度。役所広司さん演じる容疑者の殺人を裁く過程を映画は描いていきます。 「人を殺してはならない」ということは時代を越えて国を超えて普遍的な共通ルールですが、一方で私たちの社会は死刑制度を容認しています。「被害者の遺族の感情を慮って」、「公平公正な裁判プロセスの結果だから」、「死刑を廃止すれば今よりも殺人を犯す人が増えるから」。一つ一つの理由を本当に自分の眼で確かめたわけでもないのに表面的な説明で納得して許容しています。 そして映画は、その一つ一つの理由を次から次へと明かされるエピソードの積み重ねで揺るがしていきます。 役所広司さん演じる容疑者と福山雅治さん演じる弁護士は拘置所の接見室で、透明な仕切りで隔てられた向こうとこちらに対峙しますが、やがてその仕切りは写し鏡のように観客からは見えてきて、そして物語の最後には同一人物の表と裏の顔のように同化して見えてきます。そして「あんな奴は殺されて当然なんだ!」という闇からの叫び声が容疑者の心から弁護士の心、そして観客の心へと流れ込んできます。
社会のルールで裁けない事柄を独善で裁いた容疑者が悪なのか? その容疑者を裁く弁護士や検察官、裁判官も同罪なのか? 人が人を裁くことの重圧から逃れるために、容疑者の行為を都合よく正当化しようとしているだけなのか? いくつもの重層構造が仕掛けられていて迷宮に迷い込みます。
広瀬すずさんが演じる被害者の娘だけが無垢で真実を語っているような気がして、その場面だけはどこか彼女に感情移入して見てしまうのですが、実はその娘だって本当のことを語っているかどうかはわからない。そんな罠が映画の各所に仕掛けられていました。
映画の最後まで真実は明らかにはならない、正解も正義も示されない、モヤモヤとした気分のままエンドロールを迎える作品でしたが、時には映画を観終わった後もずっと引きずって考え続けることが必要な事柄があると突きつけられた映画でした。
[event] iOSDC JAPAN 2017
東京・西早稲田の早稲田大学 西早稲田キャンパスを会場に 9月15日(金) 〜 16(日) の会期で開催された iOSアプリの開発者カンファレンス "iOSDC JAPAN 2017"に参加してきました。16日は東京 夢の島で開催された小中高校生が参加するロボコン大会(WRO Japan 2017)にスタッフとして参加したため、15日の前夜祭と16日の1日半の参加となりましたが、登壇者と参加者から発せられる開発への熱い情熱を存分に吸い込んできました。
東京カプセルホテル渡り鳥
9月なかばの三連休。東京で開催されるiOS関連のカンファレンスと小中高校生向けのロボコンをハシゴする予定で一泊は予約していたのですが、カンファレンスに前夜祭から参加したい、台風が接近しているからもう一泊、と予約が増えて東京に3連泊になりました。ここ数年の東京のホテルはいつも満室で予約が取りづらく、また宿泊料も高騰しているので、3泊連続でカプセルホテルを泊まり歩きました。山小屋や夜行バスでも眠れるようになったので、カプセルホテルで全く問題なし。また、以前は終電を乗り過ごしたサラリーマンがタクシー代を浮かせるために使っているイメージが強かったカプセルホテルですが、近頃は女性や外国人観光客も気軽につかえる施設が増えて来ました。今回は、そんなイマドキのカプセルホテル3ヶ所です。
[trekking] 北アルプス 表銀座縦走初日
iOS11バージョンアップ対応のバタバタもひと段落したので、ちょっと遅い夏休みをいただいて、3泊4日で燕岳から大天井岳を経由して槍ヶ岳へと至る北アルプスの表銀座を縦走して来ました。少し早い夏休みもいただいているので休んでばかりですが… ^_^;
写真は燕山荘の前から撮った燕岳の風景です。1日目は半袖では少し肌寒い曇りの天気でしたが適度に汗を流しながら北アルプスの急登をのぼるには最適な天候でした。