東京カプセルホテル渡り鳥
9月なかばの三連休。東京で開催されるiOS関連のカンファレンスと小中高校生向けのロボコンをハシゴする予定で一泊は予約していたのですが、カンファレンスに前夜祭から参加したい、台風が接近しているからもう一泊、と予約が増えて東京に3連泊になりました。ここ数年の東京のホテルはいつも満室で予約が取りづらく、また宿泊料も高騰しているので、3泊連続でカプセルホテルを泊まり歩きました。山小屋や夜行バスでも眠れるようになったので、カプセルホテルで全く問題なし。また、以前は終電を乗り過ごしたサラリーマンがタクシー代を浮かせるために使っているイメージが強かったカプセルホテルですが、近頃は女性や外国人観光客も気軽につかえる施設が増えて来ました。今回は、そんなイマドキのカプセルホテル3ヶ所です。
ナインアワーズ北新宿
施設の名前は北新宿ですが場所はJR新大久保駅近くのコリアンタウンのど真ん中です。早稲田大学 西早稲田キャンパスまで徒歩圏内で探してここになりました。いまどきのお洒落なカプセルホテルの先駆けとなったチェーン店です。
深夜まで人通りの多いコリアンタウンですが、ホテルの入り口は派手な装飾を一切排除したシンプルなデザインでした。事前に予約して調べてやってこなければ、宿泊施設とは気づかないかもしれません。
一般的なカプセルの並びは上下2段が縦に並んでいるのですが、この施設は上下のカプセルが互い違いで並んでいました。こうすることで宿泊人数は一人減ってしまいますが、上段へ昇るのを楽にしているのでしょうね。
カプセルの内側は曲面になった近未来的なデザインです。どのカプセルホテルでも一般的なテレビがありません。その分、カプセルの内部は非常にシンプルで、とにかく眠るだけ、という機能になっていました。SF映画に登場する宇宙船の内部のような、近未来の刑務所の中のような未体験の空間でした。
宿泊フロアは男女別になっていますが、広いラウンジスペースは男女兼用になっていました。外国人観光客が宿泊客の7〜8割くらいの比率に感じました。
ラウンジからの展望はこのとおり。新宿新都心の明かりを目の前に見るこの景色は北新宿の看板に偽りなしですね。 ^_^;
東京有明BAY HOTEL
りんかい線 東雲駅近くにあるカプセルホテル。お台場や新木場に近い便利な立地ですが、周囲は倉庫街ですね。
施設はオーソドックスな四角いユニットが上下に並んだスタイルでした。
ユニットの内部にはテレビも設置されています。
こちらも女性客を意識した共用のテラススペースがありました。このテラススペースで無料Wi-Fiをつないで、つらつらとWebサーフィンをして時間を過ごしました。
FIRST CABIN(ファーストキャビン) 築地
前の2軒は今回初めての宿泊でしたが、最後のファーストキャビンは東京を訪れたときに、しばしば利用しています。特に秋葉原店は… ^_^;
築地店は日比谷線 築地駅の真上です。有楽町線の新富町駅からも歩いて数分。
ここは2段カプセルではなく左右が仕切られたスペースを上下丸々一人で占有できます。ということで占有スペースの中で着替えもできるので、ロッカースペースはありません。チェックアウトの時間帯は人が集中するのでロッカースペースが混み合って不便なことが多いのですが、その心配がありません。ただし簡易宿泊施設の規制があるので廊下とベッドスペースの仕切りはロールカーテンです。周囲の人の物音やいびきが気になる人には、やはりお勧めできないかもしれません。
そしてファーストキャビンには大浴場もあります。洗い場が三つ程度の小さな浴室ですが、シャワーではリラックスできない古いタイプの人間には嬉しい施設です。