[trekking] いざ槍ヶ岳へ
北アルプス縦走3日目。今回の縦走のクライマックス、槍ヶ岳登頂に向けてヒュッテ西岳を出発します。
ヒュッテ西岳を出発するとすぐに急な下りにはいります。鉄梯子や鎖場といった難所が続きます。
左右がすっぱりと切れ落ちた鞍部を通過します。遠くから見るとあんなところを通過できるだろうかと不安になりますが、なんとか歩ける道幅はあります。前から登山者が来るとすれ違う場所に気を使いますが…
左右が切れ落ちているので視界を遮る木々はなく最高の眺望です。
水俣(みなまた)乗越に到着。ここから槍沢に向けて下山するルートがありますが、槍ヶ岳に向かうのでここから再び登り返します。
西遊記に登場しそうな荒々しい稜線の道が続きます。
鉄梯子が続きます。槍ヶ岳の予行演習と捉えて頑張りますが、重い荷物を背負っての梯子の上りは大変です。
ヒュッテ大槍の裏まで到達。槍ヶ岳も随分と近づいてきました。
ヒュッテ大槍
ヒュッテ大槍を通過して東鎌尾根に差し掛かります。寂寥とした岩場が続きます。
槍ヶ岳も目前。写真で見るとスケール感が伝わりませんがなかなかの迫力です。魔の山のような… ^_^;
槍ヶ岳山荘の前にザックを下ろしたら、サブザックに最低限の荷物だけを背負って槍ヶ岳の穂先への取り付きます。写真を撮影している余裕があるのもここまで。あとは鎖場や長い鉄梯子が続きます。
長い鉄梯子を登りきると、そこは槍ヶ岳の山頂!
北アルプス 槍ヶ岳山頂にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
槍の穂先から下山したら槍ヶ岳山荘でカレーライスを食べて、ほっと一息。
槍ヶ岳山荘で一泊、という行程もありえたのですが、まだ正午を回ったばかりだったので一気に下山をはじめました。水俣乗越から東鎌尾根を登ってきた苦労を思うと遊歩道を歩いているような歩きやすさでした。下りですし… ^_^;
播隆窟
坊主岩下。槍ヶ岳の穂先が見えるのもこのあたりまで。
槍沢の源流部。この細い流れが下るにつれて水を集めて太く激しい流れに変わっていきます。
天狗原分岐
槍沢には雪渓が残っていました。この辺りには多くの野生の猿もウロウロしていたのですが先を急いだので写真も撮らずに通過しました。
ババ平キャンプ場を通過。このあたりから槍沢ロッジへ水を送っているホースが登山道沿いに伸びているのですが、なかなか肝心の槍沢ロッジが見えてきません。
槍沢ロッジに到着!
槍沢ロッジのヘリポートには望遠鏡が置いてあり、木々の合間から小さく槍ヶ岳の穂先が見えていたのですが、すでに見飽きていたので望遠鏡だけを撮影して小屋の中に引っ込みました。^_^;
槍沢ロッジの前には槍沢の豊富な水の流れがあるため、山小屋には珍しいお風呂に浸かることができます。肩までお湯に浸かると一気に疲れも取れてリラックスできました。