[cinema] 『最初の晩餐』
煩わしくて面倒臭くて理解のできない家族の機微を描いた作品。家族の間柄であっても、家族だからこそ理解できない諸々を、日々の生活の繰り返しの中でステップファミリー(連れ子再婚家族)の子供たちの視点から描いています。
通夜の晩餐のレシピを書き残した、父であり、夫であり、登山家であり、職場の良き先輩であった男が子供についていた小さな嘘。彼の葬儀の帰り道に子供たちに知られることになるエピソードに、嘘も秘密も醜聞をも全てをひっくるめて愛おしくなってしまった素敵な作品でした。
[snowshoe] なべくらスノフェス2020

長野県飯山市の「なべくら高原 森の家」にて開催された「なべくらスノフェス2020」のワンデイツアーに今年も参加してきました。ツアータイトルは「目指すはあの稜線。花立山トレッキングツアー」。でしたがイベント数日前から降り続いた新雪で行く手を阻まれて開田山脈の中腹、というか、国営農場の頂上付近までの折り返しになりました。
2020年の大塚駅

翌日、都内の大学で開催されるテック・カンファレンスに参加するために前日入りしました。高校時代はこの大塚駅で山手線から都バスに乗り換えて毎日通学していたのですが駅や駅前の風景はすっかり変わっていました。それは30年以上前ですから… 😢
上田映劇 斉藤由貴さん舞台挨拶
#長野 #上田映劇 で2/22 15:30舞台挨拶付上映(開場15:15)#最初の晩餐 1ヶ月ロングラン上映記念イベント第4弾が決定👏
— 映画『最初の晩餐』公式 (@bansanmovie) February 17, 2020
母アキコを演じ、第34回高崎映画祭で最優秀助演女優賞に輝いた #斉藤由貴 さんが #常盤司郎 監督と登壇します😆
お問い合わせは上田映劇まで‼https://t.co/6rpSoqQ2iu pic.twitter.com/Cnx5DJ4TZ0
斉藤由貴さんの舞台挨拶に惹かれて、長野県上田市の老舗映画館 上田映劇で映画『最初の晩餐』を鑑賞してきました。2度目の鑑賞となりましたが、結末を知った上でもう一度見直すと、登場人物のちょっとした一言や短いワンカットが物語の最後に回収されていることに気付いて新しい発見がありました。
そして映画の上演後に常盤司郎監督と斉藤由貴さんが舞台に登壇。常盤監督や司会者さん、そして観客から投げかけられる質問に対して打てば響くように答えを返していく姿にクレバーな女優さんだなと感じる一方で、舞台挨拶の最後に「観客の皆さんへ一言を」と振られると、一言一言言葉を選びながら、考えながら、振り絞るように話をされる姿に好感を覚えました。
演技に集中しているときは顔に全く汗をかかないとご本人も監督も認めるところなのに、舞台挨拶の肝心なところで由貴さんが派手にくしゃみをする姿を見て、大人の可愛いさって、こういう姿なんだと、あらためてファンになってしまいました。 😅