宇宙飛行士最終選考
10年ぶりに日本国内で行われた宇宙飛行士最終選考の様子を昨夜のNHKスペシャルで放送していたのを見ました。
閉鎖空間に最終候補者を缶詰にしての選抜試験ということで、スタンフォード監獄実験のような薄ら寒さがあるのかな?と心配しましたが、宇宙飛行士候補者を選抜する試験官たちを、テレビ取材がさらに外部から見守っているということで、暗い懸念は払拭されました。最終選考に残った候補者たちはいずれも品行方正な真面目な印象を受けましたが、試験官たちはいずれもちょっと癖のありそうな強者たちで、その対称性もおもしろかったです。
宇宙飛行士候補者が試された課題はどれも興味深かったです。しかし最後に候補者たちに投げかけられた資質は「宇宙飛行士としての覚悟」
チャレンジャー号の爆発事故で亡くなったオニヅカ飛行士の奥さんも登場して、それでもなお、宇宙開発を押し進める、この世界の力強さを感じました。
ちなみに最終選考の課題として用いられていたプログラマブルなロボットは、あの "LEGO Mindstorms NXT" です。ということで宇宙飛行士を目指しているあなた! 一緒に「ETロボコン」に参加してみませんか? ^_^;
[cinema] ヤッターマン
映画「ヤッターマン」、怖いもの見たさの一心で見に行ってきました。
私にはおもしろい映画でしたが、人によって好き嫌いがかなり分かれそうです。
映画のなかで描かれるジョークがシュールと云うか、ブラックと云うか、陰惨な匂いすら漂っています。
決してお子さま向けの映画ではありませんでした。
- 星新一のショートショートが好きな人
- このわたが好きな人
- 小沢一郎 民主党代表が好きな人
にお勧めの映画です。・・・・って微妙。 ^_^;
https://www.amazon.co.jp/dp/B001P3POY8 |
[DVD] 七瀬ふたたび
https://www.amazon.co.jp/dp/B001NOQD26 |
昨年の秋にNHKで放送されたTVドラマです。
VFXや特殊撮影の派手な演出はないのですが、SFの醍醐味が濃縮された作品です。
他人にはない超能力を持っているのだけれども、一方でガラスのように壊れやすく繊細な心も併せ持つ未知能力者の主人公たち。か弱いけれども力強い、もしくは、弱さを知っているからこそ強い、ヒロインの七瀬を蓮佛美沙子さんが好演しています。蓮ちゃん、最高! ^_^;
原作者の筒井康隆氏がドラマに寄せた次の言葉が全てを物語っています。
七瀬たちは、自分たちが他の人たちと違う事を、 けんめいに隠そうとする。何故か?
今、日本の学校、公園、職場などで起こっている不幸は、 七瀬たちを襲う不幸と同じものだ。
これを書いたのは、35年以上も前だが、 今の社会状況を予感していたように思う。
[cinema] ハルフウェイ
映画『ハルフウェイ』を見に行ってきました。
いまさら高校生の恋バナに胸をキュンとさせても仕方がないのですが、主人公の高校生を演じる北乃きいちゃんに結局キュンとさせられてしまいました。^_^;
『天然コケッコー』では夏帆ちゃんにぐるんぐるん振り回された岡田将生くんが、今回の作品でも再び、北乃きいちゃんにぐるんぐるん振り回される大学受験間近の迷い多き高校生を好演しています。
映画の中で、大沢たかおさん演じる高校の書道の先生が、主人公の女の子をそそのかして、「恋人を遠い東京の大学に送り出したくはないけれども、でも自分だけに縛り付けたくもない」という微妙な心情を筆で半紙に書かせる場面が出てきます。
私もああいう「そそのかす」大人になりたいですね。 ^_^;
https://www.amazon.co.jp/dp/B002C2BBIO |