菅平自然観察会 2026冬
長野県上田市菅平の筑波大学山岳科学センターで開催された冬の自然観察会に参加しました。
写真は通常非公開の大明神の滝です。ボランティアガイドの菅平ナチュラリストの会の皆さんにご案内いただいて、筑波大学の菅平実験場のフィールドを見学させていただきました。
まずは建物の中で受付を済ませて、これから雪の中で見かける植物の種子の予習をさせていただきました。知識がないとただ雪の上に葉っぱか樹皮の破片が散らばっているようにしか見えていませんでしたが、しっかりと見ると小さな小さな羽のある植物の種子をたくさん見つけることができました。
雪の上に所々ミシン目のような穴が開いた笹の葉を見つけることができました。
ガイドさんに正解を教えていただきました。新芽のときの笹の葉は葉巻かシガールのように巻き巻きになっているそうです。その巻き巻きの笹の葉に潜り込んだ蛾の幼虫が食い破った穴だそうです。葉っぱの巻き巻きがほぐれて開いたときにこのようにミシン目のような規則正しい穴が残るのだそうです。
四阿屋山に端を発する大明神川の流れにできた大明神の滝です。通常非公開の奥まった場所に素晴らしい風景が広がっていました。
滝全体が氷結しているように見えますが透き通った滝の内側では水が流れ落ちていました。ということで滝壺の水の流れも健在ということでガイドさんの指示にしたがって氷の下に落ちないように慎重に見学させていただきました。
雪の上には動物の足跡がたくさんついていました。この足跡はよれていたのでタヌキではないかとの説明でした。
マユミの木。葉っぱを落としたあとも枝には種子を残していました。冬の期間も通じて種子をばら撒き子孫を残す確率を上げているのだそうです。
センター内の草原。今は雪に埋もれていますが森林化を防ぐために秋になると草刈りをして草原を維持しているそうです。
大明神寮。古い小学校か公民館のように見えますが昭和40年に大学の宿舎として建てられた建物だそうです。現在は登録有形文化財として大切に保存されている貴重な建物だそうです。
樹皮についた地衣類の観察。こちらも菅平ナチュラリストの方に詳しく説明していただき、とても勉強になりました。
お借りした虫眼鏡で拡大して撮影しました。
ロウソクゴケ。現代では苔の仲間ではないとされているそうですが、名前がついた当時は苔の仲間だと思われていたのだそうです。
朝は小雪が降って、道路も雪が被っていましたが2時間半の見学を終えて、お昼頃になり少し薄日も刺してくる中を菅平から帰路につきました。