ちはやふる日記


[travelogue] スミソニアン航空宇宙博物館

2007年01月10日 17:01更新

この夏、縄文杉への道を辿りながら考えました。せっかくの休みに、何故苦しい思いをしながら山道を登っているのだろうと。

そこで考えました。次の休みは、エアコンが効いて、雨風の心配がなく、いつでも好きなだけ休める場所にしようと。

そしてたどり着いた結論が、今回のアメリカ(オタク)博物館めぐりです。

年間100万人近くの入場者を集める世界屈指の博物館です。

ワシントンDCに本部を置くスミソニアン協会の18の博物館・美術館の中でも最も人気の博物館です。(と、ツアーモービルのガイドさんが言っていました)

一度見てみたかったんです。その昔、幕張メッセにスミソニアン博物館の展示品が来たことがありましたが、あまりの貧相な展示にがっかりした覚えがあります。一度は、この目で実物を見なければと思った経験のリベンジです。


月の石

セキュリティチェックを抜けて博物館に一歩足を踏み入れると、早速、『月の石』とご対面です。

ここでは、自分の指で月の石に触れることができます。私は大阪万博をリアルタイムに経験したわけではないのですが、その当時、アメリカ館で月の石を公開したときは、ただ眺めるだけで大変な行列になったのだそうです。それが、ここでは手で触れることができます。しかし観客の皆さんは、月の石に慣れきっているのか、たいした関心も払わず、通り過ぎていくのでした。おかげで、ゆっくりと月の石を撫ぜ撫ぜして記念撮影をしてきました。(あやしい・・・)

マーキュリーとジェミニの司令船

1950年代末から、アポロ計画への道程を切り開いたマーキュリー宇宙船とジェミニ宇宙船の司令船です。

透明なアクリルケースで覆われているものの、どちらも本物の宇宙船が展示されています。大気圏突入時の焦げ跡が生々しく臨場感を漂わせています。

アポロ11号司令船

僕らが生まれてくる、ずっと、ずっと前にはもう、月に行った『アポロ11号』の司令船です。人が乗り込む部分は本当に狭いというのが第一印象です。このカプセルに閉じ込められて、月まで往復するということは並々ならぬことだと感じました。

ほんと、これだけ見て日本に帰っても良いと思わせる展示品です。もちろん、他の展示品も隈なく見て回りましたが・・・

ライトフライヤー

ライト兄弟が人類史上初の動力飛行に成功したライトフライヤーの『実物』です。

翼の布は張り替えられているようで、骨組みの木も新しい感じがするのですが、スミソニアン協会が実物だと言い張るからには実物なのでしょう。しかし考えてみれば、ライト兄弟が空を飛んでから、高々103年。正倉院御物とは歴史が違うわけで、これも一つの歴史です。さりとて、これも、ここでしかお目にかかれないアメリカのお宝に違いありません。

シカゴ号

世界初の世界一周を果たしたシカゴ号です。ガイドさんの説明も熱を帯びます。

ロッキード ベガ

女性初の大西洋単独飛行を果たしたアメリアの愛機ベガです。飛行機乗りで容姿端麗。当時からかなりの人気だったようです。飛行機がワインレッドで塗装されているところも、なかなかに洒落ています。世界一周に挑戦しているさなかに行方不明になったとのことで、いまだに彼女の機体を探すプロジェクトが存在するようです。

スピリット・オブ・セントルイス

リンドバーグが史上初の大西洋無着陸横断を果たしたスピリット・オブ・セントルイスです。ちゃんとパリからアメリカに持って帰っているのですね。 ^_^;

当時、この手の冒険はヨーロッパよりもアメリカのほうが盛んだったそうです。理由は冒険に成功すると莫大な懸賞金を手にすることができたということにあったようで、懸賞金を出す側とすると、新しい航路を開拓してビジネスに結び付けようという商魂たくましさが背後にあったようです。さすがフロンティア・スピリットの国、アメリカですね。

ヒューズ H−1

映画『アビエータ』でレオナルド・ディカプリオが演じたハワード・ヒューズが自ら設計し、冒険に挑んだヒューズ H−1です。

アポロ11号月着陸船訓練シミュレータ

アポロ11号の宇宙飛行士たちが地上での訓練に使った模擬着陸船です。実物どおりに非常に緻密に作りこまれていて感動です。

スーパー・カミオカンデ光電管

小柴昌俊博士のノーベル物理学賞受賞研究に貢献したカミオカンデの光電管です。スミソニアンは他国の業績だろうがなんであろうが、片っ端から収集して展示してしまうようです。すごい!

全天自動走査システム

CCDとコンピュータの力を借りて、力ずくで夜空の星を全て洗い出してしまうシステムです。以前は彗星探索(コメットハンター)というのはアマチュアの地道な観測作業の独壇場でしたが、これが出現したことにより、アマチュア天文家の活躍の場が、めっきりと少なくなってしまいました。少し寂しい気もしますが、これもイノベーションの一端ですね。

U-2偵察機

 

1960年、当時のソビエト領内で撃墜され、アメリカのスパイ活動が明らかになったU-2偵察機です。キューバ危機でも、このU-2偵察機がキューバ領内に設置されたソ連のミサイル基地を捉えます。米空軍の一偵察機ではありますが、歴史の一ページに名を残した飛行機として、偵察カメラからパイロットが墜落したときに使うサバイバルセットに至るまで、念入りな展示でした。

体験型展示

なぜ空を飛べるのかを子供向けに解説した体験型展示スペースもありました。結構、大人も楽しんでいましたが。。。

DC-3

一時代の世界の空を席巻したDC-3です。その製造機数は10,000機を越えるそうです。1930年代に就航した飛行機ですが、未だ世界の空では現役で飛び回っているDC-3がいるそうです。DC-3しかり、YS-11しかり、エンジニアの夢は、こういう息の長い製品を作ることですね。

フォード トライモーター

あの自動車王ヘンリー・フォードも飛行機を作っていました。エンジンが3つあるというところが特徴的なトライモーター。しかし、この後、大恐慌の到来とともに、フォードは航空機製造から撤退してしまったそうです。ちなみにロッキード・トライスターも、やはりエンジンが3発あるということで『トライ』だそうです。

第一次世界大戦


第一次世界大戦は航空機が本格的に戦争の道具として使われるようになった戦争です。

左のポスターは市民に対して敵の航空機に対する注意を求めたものです。それまで飛行機を見れば手を振っていれば良かったものが、恐ろしい戦争の道具に生まれ変わっています。右が当時、飛行機から投下された爆弾です。

第二次世界大戦期の戦闘機

左上から米のムスタング、英のスピットファイヤ、独のメッサーシュミット、そして日本の零戦です。

こうして他国のずんぐりむっくりした戦闘機と比べると、日本のゼロ戦が搭乗員の防護を犠牲にしてまで軽量化をはかりスマートなフォルムをしていたことが見て取れます。

太平洋戦争

太平洋戦争もかなりのスペースを割いて展示が行われています。左上の看板を要約すると「太平洋における航空母艦の戦争」とでもいったところでしょうか?右下の写真は、戦闘機乗りの本物の撃墜表です。敵味方いずれからみても、かならず撃墜した人と撃墜された人がいるわけで、非常に複雑な思いで展示を見ました。

X-1

チャック・イェーガーが世界で初めて(水平飛行による)音速の壁に挑んだX−1です。音速の壁に挑んだ人たちの物語は映画『ライトスタッフ』にも詳しく描かれています。当時のテストパイロットはかなりの高給取りだったそうで、裏を返すとかなりの危険な職業だったそうです。

X-15


アメリカの空へのあくなき挑戦は続きます。最高速度マッハ6.1、高度100km超を記録したX-15です。地上100km以上を大気圏外と呼びます。(それ宇宙空間やん!) ちなみにアポロ11号のアームストロング船長はこの飛行機のテストパイロット出身だそうです。

スピリット・オブ・フリーダム


世界で初めて気球による単独世界一周を成し遂げた『バドライト』スピリット・オブ・フリーダムのキャビンです。Powered by バドワイザーということで製品名が冠についています。かなりの高高度を飛行するため、キャビンは宇宙船のような気密式になっています。ほんと、皆さん世界初の冒険がお好きで・・・ ^_^;

ボイジャー

世界で初めて、無着陸・無給油で世界一周を果たしたボイジャーです。博物館中央のインフォメーションの上の一等地を占めてています。非常にスリムなフォルムで、いかにも軽そうな、究極の省エネ飛行機といった印象でした。

スペースシップワン

民間企業が開発した有人宇宙船としては、はじめて宇宙空間へ達したスペースシップワンです。

ハッブル・スペース・テレスコープ(宇宙望遠鏡) 動体モデル

これまた巨大な望遠鏡です。これが地上にあっても十分に大きな望遠鏡ですから、これを宇宙に打ち上げれば、より遠くの天体まで観測できる理由も納得できます。ちなみに、ハッブル・スペース・テレスコープは地上から肉眼で観測できることでも有名な人工衛星です。(そりゃ、これだけ大きければ、地上からも見えるわけだ。)

アポロ11号搭載品

アポロ11号とともに月に行った品々です。写真にあるとおり、まさに歯ブラシ一本に至るまで、執拗に保存、展示されています。

特別展示:アメリカ至宝展

航空宇宙博物館の近隣のアメリカ歴史博物館が現在、改装閉館中のため、一部の所蔵品が航空宇宙博物館において特別展示されていました。

初代大統領リンカーンの帽子。確かに貴重なお宝ですね。

発明王エジソンの電球。ふむふむ、これも貴重なお宝だ。

セサミストリートに登場するマペットのカーミット。へぇ? これが博物館で展示するお宝???

それでもって、この3点の貴重なお宝が並んで展示されています。見学者も結構、カーミットの前で足を止めていたりします。

私だってカーミットが有名なぬいぐるみだということは知っています。TCP/IPなどまだまだ高嶺の花であったその昔、2台のワークステーションをシリアルケーブルで接続して"kermit" でファイル転送したこともありました。

それにしても、リンカーンの帽子と並べて展示するものなのでしょうか?アメリカ人の価値観が理解できない・・・・

しかし理解不能な展示はまだまだ続きます。

ENIACの前に立つC-3POとR2-D2。いえ、だから、展示内容を理解している人は理解しているのでしょうが、現実も映画の世界も一緒くたですか???

オズの魔法使いの赤い靴

映画『オズの魔法使い』の中でドロシー役のジュディ・ガーランドが履いた赤い(ルビー色の)靴です。アメリカ文化を理解するためにDVDを借りて勉強するようにします。

宇宙船搭載のコンピュータ

左が宇宙開発の初期、ジェミニ計画とアポロ計画で宇宙船に搭載されたコンピュータ・モジュール。右がスペースシャトルに搭載されたラップトップ・コンピュータ。大きさだけを比較すると、それほどの違いはないのですが、性能で比べると格段の進歩なのでしょうね。


まだまだオタク巡りは続きます・・・


[travelogue] ワシントンD.C.の旅

2009年01月20日 08:27更新

連邦議会議事堂

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[travelogue] スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センター

2009年01月20日 08:50更新

ダレス国際空港に隣接する航空宇宙博物館の新館も当然見学!
本館があるワシントンD.C.の中心部からは、ちょっと離れています。

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[travelogue] アメリカの歴史を巡る

2009年01月20日 10:31更新

[travelogue] シリコンバレー探訪

2007年01月11日 19:31更新

ワシントンD.C.で遊んだ後は、6時間かけてアメリカ大陸を横断し、シリコンバレーで オタク 博物館巡りを締めくくりました。


コンピュータ歴史博物館 (Computer History Museum)

いままでずっと行ってみたかった博物館がスミソニアンだとすれば、今まさに行ってみたい博物館が、この コンピュータ歴史博物館 (Computer History Museum) でした。

20世紀が航空機と宇宙開発の世紀だったとすれば、21世紀はコンピュータと情報技術の世紀に間違いありません。

ライト兄弟のライトフライヤと Apple I が、いつの日にか並んで展示されるそのときを夢見ています。

現在は倉庫に毛が生えたような展示ですが、マニア垂涎のコンピュータの歴史を刻んだお宝がところ狭しと展示されていますので御紹介を。

この博物館が始めてでした。会社リタイヤ後の第二の人生と思われる学芸員さんが、見学中の私の横に「つかつか」とやってきて、「撮影した写真はブログに公開しても、雑誌に掲載しても自由ですよ」なんて親切にアドバイスを受けたのは。

ちなみに写真は年代を追って掲載したほうが分かりやすいのでしょうが、あとから間違いにツッコミが入りそうなので、とりあえず興味を持った順で。。。 ちなみに博物館の展示も EDVAC のそばに、 googleサーバが置いてありましたから・・・

そういう意味でも、まだまだ発展途上の博物館です。


googleの初代サーバ

これが初代のgoogleのサーバだといわれると感慨ひとしおです。部品を見てみると、いずれも汎用PCの部品をそのまま流用しているようですが、棚にずらずらと積み重ねられた、これだけのサーバを並列化して高速レスポンスを叩き出す技術はさすがだと思いました。


Apple I

これがアップルの全ての始まりです。きゃー、すごい。スティーブ・ウォズニアックのサイン入りです。そう言えば、"Wizard of Waz" (ウォズの魔法使い)というウォズニアックの愛称を聞いたことがありますが、ちゃんとアメリカの歴史は繋がっていますね。


インターネットの起源

世界で始めて、IPによるルーティングで3拠点を結んだルーターです。インターネットは、ここから始まったと言っても過言ではない一品です。


高級言語

左から FORTRAN, ALGOL, COBOL。ソフトウェアの展示を行うと、こういう、迫力に欠けるものになってしまいます。


UNIX

UNIXの展示となると、バックにPDP−11を控えさせて、「どうだ!」という展示になりますね。


ENIAC と EDVAC

左が ENIAC のモジュール。右が EDVAC のメモリモジュールです。ENIAC はバラバラにされたものが色々なところでお目にかかれますが、EDVAC は、ちょっとレアアイテムでしょうか?


アナログ・コンピュータ


原始プログラミング

説明の案内板には "Plugboard Programming" と書いてありました。ストアード・プログラム方式登場以前の配線変更で実現する原始プログラミングですね。こんなのも実物を見るのは初めてです。デバッグが大変そうで大変そうで・・・


コア・メモリ

現在でもUNIX系のOS上でアプリケーションが異常終了してメモリ・ダンプを書き出すことを、「コアを吐く」といいます。その「コア」の語源が、このコア・メモリです。これも実物を始めてみました。意外に小さいものだと思いました。と、言っても恐らく1ビットを記憶するために、この配線の格子が交差する一点が必要なのでしょうが・・・。大変な集積度といえば集積度です。


プリンター

とりあえず脊髄反射してみました。。。


IBM

IBM の Think の標語と、大恐慌後のニューディール政策で、一斉を風靡したカード・ソーターです。


半導体デバイス

左がトランジスタ基盤。右がシリコン基盤です。同じ基盤ですが、ちょいと意味が違いますのでお間違いなく・・・


Randome Access Memory

サンタクララのインテル博物館よりも充実した展示だったような・・・


IBM System/360, OS/360

『人月の神話』に登場するIBMの System/360 です。IBMの汎用コンピュータを代表する機種でもあり、まさに歴史の一ページを飾る一台です。


電子式計算機前夜

そろばんと機械式計算機の展示もあります。『がさっと』展示してありますが、一つ一つに丁寧なコメントをつけて展示をすれば、かなりのコレクションだと思います。


CRAY-1

スーパーコンピュータと言えば『クレイ』という時代がありましたね。円筒形の特徴的なフォルムが、映画やテレビゲームにも登場した記憶があります。近づいてみると内部は配線と基盤の山ですね。


SAGE

1950年代終盤から1980年代までの米ソ冷戦期に米国がソビエトからの爆撃機の進入を監視した防空管制システムです。CRTベースのユーザインターフェースを実用化したという面でもエポックメイキングなシステムです。


ハードディスク装置

大きなものから小さなものまでハードディスク装置が進化してきた過程が辿れます。こんな馬鹿でかい円盤を回すくらいであれば、磁気テープで我慢すれば良さそうなものを、そこを改良して小さくしていく。軽薄短小は日本のお家芸かと思っていましたが、なかなか、アメリカの皆さんも頑張っています。


パソコン

あれー、というほど、たくさんの一時代を飾ったPCが展示室の入り口でお出迎えしてくれます。


Altair 8800

世界初のパーソナルコンピュータと呼ばれる Altair 8800 です。CPUはIntelの8080 2MHz、メモリはわずか256バイト。ビル・ゲイツが、まだ作ってもいない Altair 向けの BASICインタプリタを「作ったよ!買ってくれない?」とブラフをかけて売り込み、相手の反応が良かったので、やおら開発を始めたという逸話は有名です。Microsoft が、まさに時代を駆け上がる「きっかけ」となったパソコンです。


Apple II

Apple Computer が経済的な成功を初めて収めたマシンが、この Apple II です。スティーブ・ウォズニアックが、ほぼ一人で設計した名機です。

元祖・表計算ソフト Visicalc が対応したのも、このPCです。このソフトが使いたいから、このPCを買う。それまでのホビースト向けの商品だったPCが、実用品に変わったのも、まさにこの製品からです。

なので他のPCと並んで展示されるのは少し可哀想かも・・・。ショーケースの一つも用意してもらって・・・


IBM PC

汎用機世界の巨人IBMがアップルの成功を見て、追いかけた製品がこれです。"PC" という呼び方も、ある意味、この製品名から一般化ものですね。IBM が急ごしらえでパソコン製造に参入するため、CPU は Intel から、 OS は Microsoft からと、重要部品を外部調達したことが、その後のPCビジネスの覇権争いに影響を与えた製品でもあります。


BeBox

アップル・コンピュータで開発責任者まで務めたジャン=ルイ・ガセーがスピンオフして設立したBe社が作ったパソコンです。ここまで来ると私もリアルタイムに知っています。もっとも、このPCを展示販売していた秋葉原のぷらっとホームも今は店舗販売から撤退してしまいました。今は昔のお話です。


電卓コレクション

一台一台、写真に収めていきたいところでしたが、そろそろ力尽きてきました。


日本製品

日本製PCも見つけました。懐かしい人は手を合わせてください。


PIXAR

『トイ・ストーリ』や『ファインディング・ニモ』を製作した映像製作会社 Pixar の画像処理用コンピュータだそうです。中身は良くは分からないですが、アーティスティックっぽいケースが印象的です。


コンピュータ・ゲーム

ATARI を代表とする往年のコンピュータ・ゲームも展示されています。






Apple 創業のガレージ

アップル創業の伝説となったガレージ。若き日のスティーブ・ジョブズが暮らした御実家です。

閑静な住宅街の普通のお宅です。太平洋の向こう側からやって来た怪しい人物がうろつきまして、申し訳ありません。


シリコンバレー発祥の地

カリフォルニア州公認のシリコンバレー発祥の地です。

スタンフォード大学で出会ったウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが、この地にあった小さなガレージから起業したのが Hewlett-Packard 社の始まりです。左奥に小さく写っているのが再現されて史跡指定されたパッカードさんのガレージ。、スタンフォード大学に程近い、このような閑静な住宅街から、世界に羽ばたくIT企業が誕生したと思うと感慨ひとしおです。


スタンフォード大学

HP創業の地に来たついでに、ふらっとトイレでも借りるつもりで立ち寄っただけなんです。ごめんなさい。こんな、すごいキャンパスだと思いませんでした。レンタカーで近づくにつれて、なんだ、この広大なキャンパスは!と、びっくりしました。これらの歴史的な建造物も、まだそれなりに現役で使用しているようで、建物の脇の自転車置き場には何台かの自転車が止まっていました。

Sun Microsystems の創業者も Yahoo の創業者も google の創業者も、みーんな、スタンフォード大学出身です。アメリカの底力を垣間見た思いがしました。


Intel

インテル本社の中にもインテル・ミュージアムと称する博物館があります。ではありますが、ビルの一角を区切った小規模なショールームといった感じで、Computer History Museum を見学した後では、ちょっと見劣りしました。しかし「Intel Museum を見学します!」という大義名分の下、Intel の敷地内をうろうろすることができました。車が頻繁に往来する出入口付近で記念撮影をする人が多いらしく、危ないから敷地内に作った、この大きな看板の前で記念撮影してください、という配慮のようです。


[event] 第1回 Linux Install Festa

2007年01月21日 10:58更新

2007年1月14日(金)に開催された 『 Linux Install Festa 』 にヘルパーとして参加したので報告します。

今回の Festa の目的は、Linux のインストールに躓いている方に自分のノートパソコンを会場に持ち込んでもらい、その場でインストール作業を行ってしまいましょうというもの。 私も普段からオープンソースは、ありがたく活用させてもらっていますが、ストールマンさんのサイン入り Emacs本を購入した以外、これまでコミュニティーに対して、これといって貢献したこともなかったので、興味半分、自己啓発半分で参加してきました。

Linux に限らず、OSのインストールというのは、上手くいくときは何の問題もなく、すんなりと作業が終了するのですが、上手くいかないと、とことん嵌りこんで、どツボに陥ることがあります。 三人寄れば何とやら、どツボにはまった経験なら(インスール作業に限らず)数限りなく経験した私でも役に立つのではないかと、今回はヘルパーを買って出ました。


Festa会場

会場は、東京・秋葉原、旧神田青果市場跡地に建設された大型ビル・ダイビル2階のコンベンションホールを貸切って行われました。


セミナー風景

インストール作業前の説明風景です。今回の参加者は、主催者の日本Linux協会の方が4人、一般参加者が6人、ヘルパーが私も含めて4人と、会場の規模の割には少なめでしたが、その分、インストールの合間には、和気藹々とおしゃべりをしながら、のんびりとお手伝いすることができました。


ヘルプ結果

持ち込まれた5台のノートPC(うち一台は既に導入済み)は全て無事に Linux のインストールを終えることができました。

私が専らヘルプさせてもらった ThinkPad X31 は、外付けのDVDドライブを、なかなか認識せず心配しましたが、BIOSが認識するや否や、あっという間にインストール作業が完了して、ほっとしました。トラブルの原因は、バスパワーで動作しているDVDドライブが電源容量不足で認識したり、しなかったりを繰り返していたようです。うーん。トラブルの原因なんて Linux に直接関係のないこんなところにありますよね。


感想

私はインストール作業においては、ほとんどお役に立ちませんでしたが、参加者の皆さんや他のヘルパーさんと、おしゃべりをして楽しいときを過ごすことができました。

インストール作業って時間はかかりますが基本的に暇ですよね。私もOSのインストール作業をするときは、TVを見ながらとか、書類を整理しながらとか、大抵「ながら」作業でおこなっています。 そういう意味で、"Install Festa"の課題は、いかに退屈な「ながら」作業を有意義にかつ楽しく過ごすことができるかが課題だと感じました。


[travelogue] 中野ブロードウェイ

2007年01月21日 15:19更新

人生には知らずに通り過ぎたほうが良い場所もあると思うのです。でも出会ってしまいました。中野ブロードウェイに・・・ ^_^;


そこで、こんなものを買ってしまいました。

日本中のものづくりに関わる人が、今回の一件を他人事として捉えずに、我と我が身の問題として胸に刻むべきだと思います。


では、ありますが、物欲は暴走していきます。

まだ大丈夫です。私の物欲も、まだこのサイズで留まっています。しかし「あの」サイズの人形が中古市場にどっとなだれ込むことがありえないことではないことが怖いことです。




しかしながら、同じ中野ブロードウェイにあるお店は、現在、こんなことになっています。笑い事ではありません。



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