ちはやふる日記


スタバ

2006年06月05日 02:49更新

田舎者になってしまったのか、歳をとってしまったのか、スターバックスで飲みたいものが注文できません。

とにかく注文するときは「トール・ラテ」。喉が渇いていようが、甘いものが欲しかろうが、何とかの一つ覚えで「トール・ラテ」。

喉が渇いていたら2杯注文すれば、いいんです!甘いものが欲しければ、自分で砂糖をジャブジャブ投入すればいいんです!

一度、血迷って「カプチーノ、トールサイズで!」と注文したら、後ろに永遠と注文待ちの客が列を成しているにも関わらず、無情な店員さんは、やおらデミタスカップを取り出して、カプチーノでトールサイズができないことを懇々と説明してくださいました。

ただ濃いコーヒーを飲みたかっただけなんです。ただちょっと喉が渇いていただけなんです。それが無理な注文なんですか!?(無理な注文のようです・・・)


翻って我々が作成するソフトウェアに同じような難しい用語が並んでいないでしょうか?

開発者にとって見れば当たり前の用語なのですが、「トランザクションが正常に終了しませんでした。」とか「ヌル・エクセプション・ポインタが発生しました」とか、一般ピープルには意味不明な用語を表示していないでしょうか?

もっともスターバックスの場合は難解な用語をメニューにちりばめるところが付加価値に繋がっているようですが・・・


傍目八目

2006年06月26日 03:28更新

NHK教育テレビで子供向けの囲碁の入門番組を放送していたのを何となく見てしまいました。その実は、梅沢由香里五段の軽妙(?)な語り口調と、次々と繰り返される衣装替えに魅入られていたのですが・・・。

梅沢五段の左の薬指にキラリと光るものを見つけましたが大丈夫です。我が家のテレビ観賞用PCモニターはガンマ補正が効きます。(そういう問題?)

『布石』、『あたり』、『八目(傍目八目)』など日常生活でも、しばしば口にする言葉の語源が囲碁にあることに気づかされて、なかなか勉強になるテレビ番組でした。

囲碁は相手(の石)を追い込むことが目的のゲームらしいです。なんて素敵な響きなんでしょう。私は仕事の場でも、得てして「詰め碁」を繰り広げてしまいます。なんだけれど、「詰めよう」とすればするほど対象は逃げてしまいます。「追えば逃げる、逃げれば追う」人生の機微ですよね。やはり日頃の憂さは、囲碁や将棋などのゲームで晴らすのが健康的なのでしょうか?


[event] 第9回 組込みシステム開発技術展 見学記

2006年06月29日 03:27更新

開催期間 2006年6月28日〜30日
会場 東京ビッグサイト
東京ビッグサイト

雑感

1年に1度の組込みシステムの展示会「組込みシステム開発技術展(ESEC)」を年休をとって見学してきました。以前は、ICEやマイコンボードが地味に並べられている玄人志向の展示会でしたが、昨今の組込みシステム流行で、あちらこちらでコンパニオンの女性がノベルティーグッズを配っている賑やかな展示会になっていました。

年休を取得しての自腹での見学ですので、あくまで、こういったスタンスの報告です。 ^_^;

会場内の撮影は禁止されていたので、本編はこれまでです。


東京大学 坂村 健 先生 基調講演

講演会場 坂村健先生
講演会場 坂村健先生

毎年恒例の坂村先生の基調講演ですが、いつ聞いても、並みの落語などより面白いお話を聞かせていただけます。

今年の基調講演で面白かった話は、いかにして "Death Valley(死の谷)" を乗り越えるかということ。"Death Valley" とは、テクノロジーの開発段階から経て、経済的な利益が得られるまでの端境(はざかい)期を指す言葉です。インターネットしかり、Linux(Unix)しかり、基礎研究段階から産業として成熟するまでに30年〜40年かかっている。この儲からない期間にいかにして研究開発投資を継続できるかが、競争の分かれ目である、とのお話が興味深かったです。昨今の株主優先主義やROIなどとばかり言っていては、この Death Valley は乗り切れそうにありません。

また、T-Engine の開発動機を語った部分も興味深かったです。士農工商組込み技術者、確かに組み込み技術者は開発の底辺に位置し報われることのない職種です。六本木ヒルズに暮らす組込み技術者というのは聞いたことがありません。IT分野であれば、ノートPCとネットワーク環境一つで世界中どこでも仕事ができるが、組込み開発は、なかなかそうはいかない。

そこで、T-Engineを開発し、小さな開発環境で、リゾート地でも山の上でも仕事をできるように目指しました、というのは非常に心強い発想だと思いました。


帰途

時間があるときは、いつもビッグサイトの脇の桟橋から発着している水上バスで日の出桟橋まで帰ります。もうちょっと遅い時間だと、都心の夜景が綺麗なのですが、この日は、次の日の朝から打合せがあったので、早めに見学を切り上げました。

水上バス
水上バス
水上バスからみた東京都心 水上バスからみたレインボーブリッジ
水上バスからみた東京都心 水上バスからみたレインボーブリッジ

水上バスWebサイト http://www.suijobus.co.jp/


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