ちはやふる日記


[cinema] 『本日公休』

2025年01月06日 20:15更新

台中の街の床屋さんでハサミをふるう理髪師さんがお店を休みにして昔馴染みの常連客を尋ねて散髪に出向くお話。お客さんは高齢者か親に連れられた子供だけなのですが昔ながらの床屋の雰囲気が暖かく懐かしい風景でした。「昔ながらの丁寧なサービスが懐かしい」とか「客と理髪師の距離が近いことが羨ましい」といったノスタルジーだけではない、現代を生きる30代の子供世代の悩みや希望も描いていてシンパシーを感じながら見ました。古くからの馴染客と自らの老いに悲哀を感じながらも、まだまだ頑張ってやるぞ感に溢れている台中のおばちゃんのパワーに圧倒される物語でした。老いの描き方も前向きで、現役世代にもしっかりと光を当てている素敵な映画でした。



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