ちはやふる日記


[cinema] 『バジーノイズ』

2024年05月13日 18:31更新

毎朝、出勤前に立ち寄るコンビニの入口に貼ってあった映画の宣伝ポスターがずっと気になっていたので、映画館へ見に行ってきました。 😅

DTM (Desk Top Music) で音楽制作に孤独に没頭している青年と人生の目的を見出すことができずに何となく日々を過ごしている女性が音を通じて偶然出会ったことから物語が転がり始めます。『卒業タイムリミット』では高校生を『silent』や『あたりのキッチン!』では大学生を演じていた桜田ひよりさんが、本作ではAzur色のネイルが似合う大人の女性を演じていました。

恋愛ストーリーではあるのですが、桜田ひよりさんが演じる主人公がベタベタ、ジトジトしていなくて「バンドを組んで、デビューして、どーん」という雑な思考もといシンプルなロジックが世間の常識やしがらみを破っていくところが爽快な青春映画でした。どちらかといえば男性陣のほうがウジウジ、クヨクヨと思い悩んで一歩を踏み出せないでいる感じ… 😅

音楽もファッションも「おすすめ」されて好きになった経験しかない若者やSNSや配信サービスで音楽が広がっていく今の姿がリアルに映し出された面白い作品でした。


Instagram リール デビュー

2024年05月14日 20:39更新

安藤百福記念 アウトドア アクティビティセンターで開催された大人のトレイル歩き旅講座2024『スマホで残すトレイル動画のつくり方』に参加してInstagramのリール(動画)デビューしました。

1日目は午後からスマホでの簡単な動画の撮影方法のレクチャーを受けたあと、実地講習。百福センターの近くの氷風穴を中心に周囲の氷集落をスマホで動画を撮影しながらグループで散策しました。2日目は講師からInstagramの使い方を教わりながら、テンプレートを使ったリール制作にチャレンジしました。受講者の年齢が高めだったため、ちょっぴり大人のらくらくフォン教室のようになりましたが、同じところを散策したはずなのに参加者によって全然違った風景の切り取り方があってとても面白かったです。こうして作品を比べられるのがリアル講習の良さかもしれません。

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[cinema] 『悪は存在しない』

2024年05月07日 05:22更新

『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督の最新作をみてきました。

舞台は長野県の架空の街 水挽町。架空の土地ですが撮影は諏訪周辺で行われており馴染みのある八ヶ岳の山並みが背景に映し出されています。「このあたりは観光地ではなく住宅地と別荘地なんですよ」とか「歴史のある土地柄ではなく戦後の満州引揚者による開拓で生まれた集落です」なんて説明がとてもしっくりとくる、いかにもありそうな場所でした。そして、そんなところにコロナ補助金目当てのグランピング施設建設計画がもちあがります。地元説明会に来る企業側の二人は上から言われてきただけのグランピングとは元々畑違いの芸能事務所社員。杜撰な計画を上から言われたままに推し進めようとはしますが、悪と言えるほどの積極性はなく、どちらかと言えば住民寄りの感情に傾いていきます。一方の東京でグランピング建設を進めようとしている社長やコンサルはただただ補助金目当ての損得勘定だけで悪と呼べるほどの意思も能力も持ち合わせていません。

「野生の鹿は人を襲うことはしないが、手負の鹿か、その親ならば違う」というエピソードがエンディングへの伏線となっていくのですが、一気に突き放されるようなラストシーンは衝撃的でした。


[cinema] 『青春18×2 君へと続く道』

2024年05月06日 19:30更新

公開初日の5月3日(金) に 舞台挨拶中継付きの上映をムビチケで鑑賞してきました。鑑賞する意気込み満々です。 😅

物語は自分が作ったゲーム会社を放逐された36歳の若手起業家が18年前の恋の思い出を辿る旅を通じて紡がれます。清原果耶さんは旅先で偶然知り合った4歳年下の男の子を振り回すバックパッカーを演じています。愛想がいいから男性からの好感度は高いけれど、ちょっと同性からは敬遠されそうな微妙な女性を演じています。しかし、そんなイメージが物語の後半でガラリ覆されます。新しい旅に出かけたくなる素敵な映画でした。


[cinema] 『水深ゼロメートルから』

2024年05月02日 06:40更新

『アルプススダンドのはしの方』からに続き、高校演劇から生まれた映画作品。脚本は2019年の高校演劇上演当時は高校生だった中田夢花さんが映画版も引き続き担当。高校生4人の悩みや葛藤を瑞々しく描いていました。子供の頃は女の子も男の子も区別なく一緒に阿波踊りを踊っていたのに、大人になるにつれて男は男踊り、女は女踊りと分けられていくことに違和感を感じる女子高生の気持ち。お化粧をしなければ一軍ではいられない、自分磨きこそが自分らしさという女子高生の気持ち。正直私にはピンときませんでしたが、しかし若い日に感じた小さな違和感の積み重ねには、どこか覚えがありました。主人公たちに補習のプール掃除を命じる体育教師をさとうほなみさんが演じているのですが、生徒の前では先生らしく振る舞っているのだけれども物語の終盤で自らも先生らしさを求められることに息苦しさを感じていることを吐露して物語の厚みが増していました。

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