『空を見て天気を判断しよう』
2022年07月11日 11:57更新
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センターで開催のロングトレイルハイカー入門講座 第3回『空を見て天気を判断しよう』に参加しました。
講師は株式会社ヤマテンの代表取締役で気象予報士の猪熊 隆之さん。ヒマラヤ登山隊やテレビ番組への天気予報を通じた後方サポート、一般登山者向けの山岳天気予報サービスなど登山と気象を結びつけたビジネスの先鞭をつけた方です。
一日目は安藤百福センターの会議室で13:00から17:00までガッチリと講義を受けました。地形と天気の関係や高層天気図の読み方など専門的な内容をしっかり教えていただきました。
- 地形と風向きの関係
- 気圧配置と風向きの関係
- 海から流れ込む水蒸気を含んだ空気の流れに注目する。
- 強風による低体温のリスク
- 自転の影響を受けるのは高い高度を流れる風。
- 海風や陸風は自転の影響は受けない(受け難い)
- 下部が暗い積乱雲は要注意。
- 上部が透けている積乱雲は要注意。
- 透けている雲は氷の雲。高い高度まで発達している雲。
- 雷の予兆の後に、上空だけ晴れている状況は危険。一時的に天気が回復しているだけで、積乱雲の本体がやってくる可能性がある。
- 雷に襲われそうな時に逃げる場所
- 高い木から4メートル以上離れる。稜線からも離れる。
- 山小屋に逃げ込む時も軒先はだめ。軒先は電気の通り道。