[trekking] お天気講習トレッキング
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター主催のロングトレイルハイカー入門講座2022 第3回『空を見て天気を判断しよう』の二日目。高峰高原の篭ノ登山から水ノ塔山まで縦走しながら山のお天気の講習を受けてきました。
講師は一日目から引き続き、ヤマテン代表の猪熊隆之さん。大怪我をされる前は山岳ガイドをされていたということで、お天気講師 兼 トレッキングガイドとして、ガッチリとナビゲートしていただきました。
池の平口の広場で本日の天候や雲の流れの説明を受けたのちに、登山口に入ります。
正面の篭ノ登山は残念ながら霧の中。
1時間ほど登るとあっという間に東篭ノ登山の山頂。しかし残念ながら山頂は霧の中。
東篭ノ登山(篭ノ塔山)の一等三角点をゲット!
前日の講義で習った通りに、山頂から風が吹きおろす一角だけが、窓を開けたように雲が開けていました。
篭ノ登山の山頂で講師の猪熊さんの説明を聞きながら時間を過ごしているうちに山頂の上に青空が見えてきました。
出発時はどんよりとした曇りだったので晴れ間は期待していたかったのですが、みるみるうちに青空が広がっていきました。
雲海が目の前に広がり最高の景色です。これぞ標高2200メートルのご褒美です。
雲の合間から池の平湿原も姿を現しました。こうしてパッと姿が見えるとスペシャル感が増します。
真夏のような気持ちの良い雲でした。猪熊さんの説明を聞きながら雲の形や高度、明るさなど観察すると、今までとは違った見え方がしてきます。
見えてくる雲の形が次々に変わり、いつまでも見飽きません。
名残惜しい風景でしたが水ノ塔山へ向けて出発します。水ノ塔山の方向は雲が流れていましたが、これも地形や風の流れの影響ということで良い勉強になりました。
講習でご一緒した方が花の名前を教えてくださいましたが忘れました… 😅
緑の葉が目立ちますがシャクナゲの花です。
遠くから見ると左右が切れ落ちた稜線ですが登山道は左右に幅があるため、のんびりと岩稜を撮影しながら進みます。
足元に伸びる林道。帰路はこの林道を歩いたのですが、退屈で長かった…
稜線を上がったり下ったりしながら先に進みます。風景の変化があり面白いコースでした。
底が真っ平雲。空気が安定しているときに、このような現象が現れるそうですが、今までは気にしていなかった雲の形がやたら気になるようになりました。
すれ違う登山者や追い抜いていく登山者に道を譲りながら水ノ塔山への進んでいきます。そして景色が開けるこういった場所で雲の説明を受けながら勉強させていただきました。
時間と共に麓から稜線に向けて雲が上がってくるようになりました。いつもであればピーカンの天気を喜ぶところですが、こうして天候が次々に変わっていくのが面白くてたまりません。
水ノ塔山の山頂に無事に到着。
しかし水ノ塔山の周囲は霧に包まれていました。猪熊さんのアドバイスもあり、休憩も早々に下山しました。
水ノ塔山から下る稜線の風景ですが、真っ白い霧の中です。
しかし雲が上がっていく沢地形から少し外れると晴れ間が見えてきます。
ちょっと雲が成長してきた感じでしたが、まだ大丈夫です。
縦走してきた東篭ノ登山から水ノ塔山までの稜線。
刻一刻と空の明るさも変わってきますね。
雨を降らせる怪しい雲が近くに見えます。雲の底が垂れ下がった部分で雨が降っているのだそうです。
雨に降られることなく、無事に高峰温泉まで下山できました。
安藤百福センター経由で注文した酵素玄米おむすびです。
まもなく天気が崩れてくるという猪熊さんのアドバイスで、昼食をそそくさと済ませて林道を出発地点へと戻りました。
高峰温泉を出発すると数分で雨が降ってきました。雨雲レーダーをスマホでこまめにチェックするなど文明の利器も使っていたとは言え、ちょっと怖いくらいの局地予報的中でした。
雨は30分ほどで降り止んだのですが林道歩きが長かったです…
長い長い林道歩きを終えて池の平湿原の駐車場まで帰りつきました。