[trekking] 母島 乳房山
今回の小笠原諸島への旅のメインイベント、母島の最高峰・乳房山へ登ってきました。標高462mと低い山ですが標高0mから人の足で登るため、そこそこのトレッキングになりました。それにも増してユネスコの自然遺産に登録された海洋島固有の植物や野鳥を間近で目にすることができました。
写真は翌日、南崎の小富士から乳房山方向を撮った写真です。三角形の頂が確認できます。
ムニンアオガンピ。ちなみに「ムニン」は無人から来ていて、小笠原諸島の英語名 "Bonin islands" も無人に由来するそうです。ということで小笠原諸島の固有種の名前には、しばしば「ムニン」の名が冠されています。
立派なガジュマルの木ですが小笠原諸島へは人が持ち込んだ外来種です。
翌日トレッキングで歩く南崎が綺麗に見えています。冒頭の写真と反対からのアングルになります。
ウグイスを発見。小笠原諸島のウグイスは物の本に書かれている通り、鳴き方が下手でした。本土のウグイスの鳴き方に慣れているのでそう聞こえるのでしょうが、つねに『ホーホケ』と尻切れでした。 ^_^;
オガサワラメジロも登場。母島の野鳥は人に対して警戒心がありません。
立派なマルハチの木です。
葉の落ちた痕が丸に八の字をひっくり返したような模様なので、この名前なのだそうです。まんまです。 ^_^;
特別天然記念物 ハハジマメグロ 登場。
お食事中です。この木の実がお気に入りなのか入れ代わり立ち代わりハハジマメグロがやってきていました。
メジロが再登場。
マツバラン(松葉蘭)。黄色いソーラス(胞子嚢群)が花のようにきれいです。
カタマイマイ
集落近くの登山口に帰り着きました。
昼過ぎに宿に帰り着いて時間が余ったので、宿でスクーターをレンタルして母島島内を散策しました。
母島を南北に貫く都道241号線の北端にある北港。
海水浴には寒いため、誰もいない海。
母島の北部に集落が存在していたころの小学校跡。大きなガジュマルの木に埋もれて肝試しの様相。
こちらは東港。捕鯨が盛んだったころは賑わっていたようですが今は人影はありません。