[cinema] 上田城下町映画祭2024
2024年11月28日 06:52更新
うえだ城下町映画祭 1日目に、今年6月に参加させていただいた映画づくりワークショップの完成作品が上田映劇で上映されました。
『かげぼうし』
6月開催の【プロの映画監督に学ぶ うえだ映画づくり教室】の成果作品『かげぼうし』を公開しました📽️
— 上田市マルチメディア情報センター (@UmicUeda) November 24, 2024
上田出身の鶴岡慧子監督の指導のもと、15歳から50歳代までの参加者が役者・演出・撮影・音声・美術・制作など各部門のスタッフを務めました
ぜひ良い音でご鑑賞下さい🔊https://t.co/SROJOKjRkW pic.twitter.com/MsD9Ef95mi
監督、脚本、編集は今年 芸術選奨新人賞を受賞した鶴岡慧子監督ということで出来上がりに間違いないのですが、出演、撮影、録音、演出、…とほぼ未経験の参加者がサポートを受けながら制作した作品が大きなスクリーンで上映されるのを見るのは胸アツでした。撮影前に脚本を読み込み、撮影に立ち会い、パソコンでラッシュ版を拝見していましたが、大きなスクリーンで見ると感じ方もまた全く変わりました。
『いつもの台風』
二作品目は上田市出身の小宮山みゆき監督の『いつもの台風』。映画づくり教室では録音技術のご指導をいただきました。2019年10月の台風19号災害から数ヶ月後には撮影した作品ということで、フィクションではあるのですが台風災害直後の空気感が画面にピン留めされた貴重な作品でした。
『バカ塗りの娘』
三作品目の上映作品は鶴岡慧子監督の『バカ塗りの娘』。津軽塗りの伝統技術を丁寧に愚直に守っている父親と、その技術を継承しようと奮闘する娘の素敵な物語でした。手間暇のかかる丁寧な仕事だけでは十分な収入が得られない経済の現実と、それでも伝統技術に魅入られた人々をしっかりとじっくりと地に足をつけて描いた作品でした。