[cinema] うえだ城下町映画祭2025
三連休の初日は、うえだ城下町映画祭で映画作品を梯子しました。
『シックホーム症候群』
朝イチは、うえだ映画づくり教室に参加した皆さんが作成した短編映画を拝見しました。ロケ地は今年2025年8月に閉館した上田市マルチメディア情報センター。昨年、鶴岡慧子監督が講師でわたしが映画づくり教室に参加させていただいたときは、短い短いカットをひとつひとつ丁寧に積み重ねてワンシーンを作っていく作業を体験させていただきましたが、今年の講師の小宮山みゆき監督は、マルチメディアセンターの広い吹き抜けを使って長回しで空間と時間の奥行を表現していました。11分の短編作品に30年間のマルチメディアセンターの時間経過を詰め込むことはできないはずなのに、カメラのパン一つで、こんなふうな表現もできるんだなと感心しました。
昼食は上田駅構内の蕎麦屋でいただきました。以前、立ち食いそばのお店があったときは1度入ったことがあったのですが、綺麗に改装して新しいお店になってからはっ初めてでした。地元ではあるのですが新幹線を利用するときは、いつも早朝か深夜だったので、物珍しさもあり観光気分で楽しみました。三連休ですから。
『三日月とネコ』
震災をきっかけに同居することになった恋人でもなければ血縁でもない三人と猫の物語。小林聡美さんのファンではありませんが、出演している作品に間違いない!との信頼があります。そして信頼を裏切らない素敵な作品でした。
写真はアフタートーク後の風景。左から本作監督の上村奈帆監督。聞き手の古厩智之監督。司会の大岩堅一アナです。
『侍タイムスリッパー』
この日の最後の上映作品は昨年の映画賞を総なめにした『侍タイムスリッパー』。地上波で放送していたのをすでに見てはいたのですが、映画館の大きなスクリーンで見ると迫力が違いました。そしてクライマックスの殺陣でのタメ。斬り合いする二人があんなにじっと静止していたのをテレビでは気づかなかった、もしくは、そこまで集中して見ていなかったのですが、映画館の空間の中で他の観客と一緒に見ると、その緊張感は半端なかったです。動きだけでなく間で見せるというのは話題作だけあって上手だなとあらためて感心しました。
左:総合司会 大岩堅一アナ、右:安田淳一監督
アフタートークでは安田淳一監督がうえだ城下町映画祭の自主制作映画コンテストに過去2回応募して2回落選、今回初めて長野県上田市に来たエピソード を明かしていただきました。コンテスト入賞作品はレベチ(レベル違い)ですね、😅