上田城 西櫓 お掃除大作戦
上田城の西櫓の内部をお掃除しながら見学するイベントに事前申込して参加してきました。
戦国時代、真田氏が2度に渡り徳川の軍勢を退けた上田合戦の上田城は関ヶ原合戦後に廃却されて、のちに上田に入封した仙石忠政が再興した城が現在上田城として見られる姿です。この仙石氏が築城した当時の姿を残す貴重な建物が西櫓だそうです。
東虎口櫓門の前の二の丸橋の上ではテレビ番組の「透明カラオケBOX」の収録準備がおこなわれていました。すぐ近くの旧市民会館の前では出演希望者が長い行列をつくっていて大賑わいでした。
東虎口櫓門を突破!
西櫓の下の芝生広場では「やきとりJAPANフェスティバル」が始まっていました。
上田市の櫓復元推進室の職員さんから上田城や西櫓の説明を受けてお勉強させていただきました。
普段は非公開の西櫓の中に入って建物内部の説明を受けました。
明治以降に何度も改修が入っているそうですが、建物を支える柱や梁は立派なものでした。
西櫓の2階へも上げていただきました。
塞がれてはいますが矢狭間が建物の四方に開いていました。戦に備えて作られた建物であることが分かります。
積もりに積もった土埃を箒で掃き取って綺麗にさせていただきました。土足では不味いかな?スリッパが必要かな?と思っていましたが杞憂でした。
運動会あとの下駄箱並みに砂埃が溜まっていました。😅
掃除の後は『仙』の字探し。仙石氏に由来するマーキングらしいのですが、いかなる目的で柱に彫りつけられたのかは謎だそうです。
建物の柱のあちこちに『仙』の字が隠れていました。文字の方向もまちまちなので、文化財保護の職員さんに説明いただいて、ようやくみつけることができました。写真は四角形の枠をみつけて斜めからスマホの照明を当てて何となくで撮影しています。
『仙』の字探しの最後。
西櫓の外では真田幸村公のお見送りがありました。
職員さんから教わった西虎口櫓門の敷居(横木)を通した穴を近くからあらためて見ました。何も知らなければ何てこともないのですが江戸時代の名残だと思うと見え方も変わります。
西櫓を下から一枚。春夏秋冬なんども見ている風景ですが…
やきとりフェスティバルで大混雑の芝生公園を素通りしてしたから櫓をみたところ。奥にあるのが西櫓です。