[trekking] 鉢伏山 冬季登山2024
塩尻市の東、美ヶ原高原の南に聳える鉢伏山に登って来ました。夏は高ボッチ高原から鉢伏山に寄り道して崖の温泉まで自家用車で通り抜けることができるのですが、冬は雪に閉ざされて歩いて歩くしかなくなります。この冬は雪が少ないですが、楽しい雪山ハイクになりました。
この日(1/7-8)は牛伏寺で厄除け縁日大祭があり混雑が予想されたため、松本の市街地から美ヶ原高原へと登るビーナスラインの途中にある扉温泉から登山を開始しました。『美ヶ原高原ロングトレイル駐車場』という看板が立っている空き地に車を停めました。
この日、鉢伏山荘に宿泊する予定の登山者の出発時間が重なったようで、3組の出発準備が重なりました。
高級旅館 明神館の前を通り抜けます。
扉温泉の鉢伏山登山口に到着。
登山道にはほとんど雪がありませんでしたが凍結を懸念して登山口からチェーンスパイクを装着して出発しました。結果として登山口から鉢伏山山頂までチェーンスパイクと歩きました。
雪はほとんどなく、ふかふかの落ち葉の上を歩きました。
凍った丸太橋の上を慎重に進みます。
わさび沢の上には流れの飛沫でできた氷がキラキラと光っていました。
雪が少しずつでてきます。このあたりが一番滑りやすくなっていました。
ここまでは沢沿いの緩やかな道でしたが、ここから本格的な登りが始まります。
凍ったところを見つけて沢の反対側に渡渉します。
渡渉した先で「くの字」に道が曲がります。
えっちら、おっちら。
2017年3月に訓練中の県消防防災ヘリコプターが墜落した事故の慰霊碑に向かう分岐。
山頂までは少しありますが、鉢伏山荘まではあと一息です。
開けた尾根筋に到着しました。
雪は少なかったですが気持ちの良い青空でした。
鉢伏山荘のこちらの建物は夏だけの営業だそうです。
こちらの小ぶりの小屋が宿泊の受付と喫茶営業をしていました。
受付を済ませて宿泊棟にチェックイン。大きなガラス窓からは素敵な風景が広がっていました。
冬季宿泊棟の内部はこんな感じ。コンクリート打ちっぱなしのモダンなデザイン。建物の中央に2本の吹き抜けがあるのですが断熱性能としては辛いですね。夏場に快適に過ごせるように風通し良く設計したのだと想像します。
窓が広くて建物の中まで明るい日差しが差し込みます。寒いですが… 😅
天井の照明もおしゃれでした。
鉢伏山荘で落ち着いたのであらためて鉢伏山の山頂へ。あまり山頂感のない風景ですが、山頂はほぼ平らなのでこんな感じです。
鳥居が立っていて小さなお社もありました。
いわゆる鉢伏山展望台です。以前は階段で円筒の建物の上に上がれていましたが、老朽化で閉鎖されていました。
松本平側からどんどん雲が上がってくるなと見ていたところ、太陽の下に彩雲が現れました。
彩雲のアップ。
美ヶ原 王ヶ頭の電波塔群の風景。どの方角から見てもSF感があります。
鉢伏山荘の中から見た夕暮れの風景。ストーブの効いた建物の中からこの風景を見られるだけでプライスレスです。
気圧の関係でパンパンに膨れたランチパック。夕食まで退屈なので、荷物を広げて、こんな写真を撮っていました。
待っていました! 夕食です。レトルトですが地元松本のお店のカレー。副菜もついて大満足です。
コスパだけで注文してしまったウィスキー。山の上の液体は貴重です。
就寝前に豆炭アンカを渡していただき暖かく眠りました。