[trekking] アニマル・トラッキング
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センターにて開催された『大人のトレイル歩き旅講座 2020 ~ 野生動物の痕跡を辿るアニマルトラッキング』の二日目。前日から一転。浅間山も綺麗に見えていました。
高い木の上にあった枝の塊。リスの巣だそうです。リスは繁殖期間しか巣を利用しないため、今は空き家のようですが、そう思いながら木の上を見上げると楽しげな風景です。
道の真ん中にあった土が黒く盛り上がった部分は「モグラ塚」と呼ばれるモグラの通り道だそうです。
ヒトデのような形をした不思議な物体はキノコの一種『ツチグリ(土栗)』。真ん中の丸い袋を押すと胞子が吹き出します。
エメラルドグリーンの綺麗な色をしたウスタビガの繭。
樹皮にできたささくれ。モモンガが枝から枝に飛び移るときに爪で引っ掛けて出来上がったささくれだそうです。
ガイドさんに引率されて獣道を歩きますが、結構な斜面でした。
斜面を降りてくる参加者たち。
ウバユリの実。中にはスライスしたニンニクのような種が入っています。花の盛りに葉(歯)がないから姥(うば)というコンプライアンス的に問題のある名前の由来だそうです。
イタチかテンの糞だそうです。肉食動物はこのように目立つ場所に糞をして縄張りを主張するのだそうです。
黒豆のようなニホンカモシカの糞。ニホンカモシカは軽く腰を下ろして糞をするため一箇所に糞がかたまって落ちているのだそうです。
こちらはシカの糞。色や形、大きさはカモシカと区別がつきませんが、シカは歩きながら排泄するため糞が散在するのだそうです。
「タヌキのため糞」と呼ばれるタヌキのトイレ。タヌキは家族でトイレの場所を共有する習性があるのだそうです。
ガイドさんの本日の戦利品「シカのツノ」。ネズミが齧った後がツノに残っていて、ツノも食物連鎖の一部であることを示す貴重な教材になりそうでした。
ふきのとう。もう春ですね。