[trekking] 真夏の白馬大雪渓
梅雨が明けたと思ったら一気に気温が上昇して真夏となった北アルプスの白馬岳を縦走してきました。
山小屋(白馬山荘と白馬大池山荘)は6月末に予約を済ませていたのですが、ちょうど良いタイミングになりました。
白馬八方バスターミナルを6:00AMに出発する路線バスに乗り、いざ出発。
バスは細い山道を登り、猿倉に到着。
猿倉荘の前に設けられた登山相談所で登山届のチェックを受けて、いざ入山。登山相談所には飛沫遮蔽のビニールシートが下げられて感染防止対策も万全。
白馬槍温泉へのルートは通行止め。今シーズンは白馬槍温泉小屋の営業はありません。
猿倉から歩き始めるとすぐに美しい白馬の稜線が目に飛び込みます。最初からこんなに綺麗な景色ならば、稜線に上がるとどれだけ美しい景色になるんだと期待しましたが、これが今回のトレッキングの絶景のピークになりました。😢
あじさい
あっという間に白馬尻に到着。
白馬尻小屋は冬に解体したまま今シーズンは営業休止。
目の前には白馬連峰。青空にちょんちょんとついた黒い滲みはトンボと鳥。😅
Helinoxの折り畳みチェアを開き、特等席でしばし休憩。
白馬尻から、さらに上がり、大雪渓に取りつきます。
大雪渓の裾はクレバスの巣。
クレバスを避けて大雪渓を登ります。クレバスの深さは大したことはないのですが、割れ目の底から大量の水が流れる轟音が響いてくるため緊張感がありました。
白馬大雪渓を青空に向けて登ります。落石の危険があるため、常に上を気にしている必要がありますが、自然の冷蔵庫の中を歩くように涼しくて最高のコースです。
周囲の気温が高くなってくると大雪渓はガス(霧)に包まれます。天然氷で周囲の空気を冷やしているため気温が上がる前の朝が勝負です。
雪渓の上で微妙なバランスを保っている巨石。こんなのが上から転がってきたら、ひとたまりもありません。
秋道に取り付いて渡渉。
クルマユリ
石の道標「右てつ向」。古いものなのでしょうね。
避難小屋。ここからお花畑を抜けて稜線までが最後の踏ん張りどころ。
白馬連峰の稜線まで到着。
白馬山頂小屋を通り越して、白馬山荘に無事に到着。
白馬山荘では二畳のスペースに一人で割り当てられました。感染症対策でかなり余裕をとった宿泊者受け入れになっていました。
山小屋で一息ついたら「しろうま大雪渓かき氷」を注文。山頂はフリースを羽織る程度に肌寒かったのですが、私が注文していたら、後から到着した登山者も次々に注文していきました。
練乳が二層にかかっていて、器の底にはシロップ漬けのフルーツが敷き詰められていたため、山盛りの氷も最後まで食べ飽きませんでした。バスに乗る前に菓子パンを2つ食べただけで、昼ごはんはまだだったのですが、800円のかき氷で満腹になり、早い夕食を待つことにしました。