月夜の下のハッカソン
2017年11月3日(土) - 4日(日)の二日間、長野県諏訪郡富士見町のコワーキングスペース『森のオフィス』で開催されたIT開発イベント『月夜の下のハッカソン 』に参加させていただきました。
前週の"Python Boot Camp"に続いて二週連続で森のオフィスを利用させていただきました。紅葉が深まった美しい森に囲まれたコワーキングスペースで、「ITを活用してアウトドアをより楽しく、より安全に」をテーマにハッカソンに挑戦をさせていただきました。
JR富士見駅で参加者が集合したら、まず富士見高原スキー場へ移動。スキー場のレストランでバイキングを食べながら、初めましての参加者同士で懇親をはかります。スキー場に到着した直後は晴れ間も出ていて、オープンデッキでの昼食も楽しかったのですが、徐々に風も吹いてきて寒くなってきたので建物の中に移動しての昼食となりました。
雪のない時期のスキー場に訪れる観光客などいるのか?と訝っていましたが、次々と観光バスでやってくる団体客がバイキングの料理に群がって、予想外の賑わいでした。本格的な八ヶ岳登山やトレッキングには時期が遅いと思われますが、麓の湖やハイキングコースは紅葉もピークで観光シーズンの只中だったようです。
ハッカソン会場である「森のオフィス」に戻って、2日間でどんな製品やサービスを開発するのかのアイデア出しとチームメークです。参加者がいろいろなアイデアをポストイットに書き出して、考えを発表したり、似たようなことをやりたいと考えている仲間を探して徐々にチームがまとまっていきました。わたしは「テントを光らせる」というアイデアに乗っかって、涸沢カールのような1000張りを超えるたくさんのテントが立ち並ぶような広大な場所で自分のテントをリモコンで光らせて見つける!というテーマで5名でチームを組ませていただきました。
チームメークを終えて開発作業を少し進めた後は、用意していただいた鹿肉のシチューと焼きたてのパンを手に、森のオフィスの前庭で夕食にさせていただきました。建物の中でいただいても十分に美味しいお料理でしたが、焚き火を囲んでの団欒はさらに美味しさを増していました。
夕方のうちに森のオフィスの津田さんに手伝っていただきながら立てた4人用のsnow peakのテント。天井も高くて広々快適です。
マイコン制御のテープLEDの電気配線とプログラミングの準備が整ったので、実際のテントの周りにLEDを巡らせて点灯実験です。周囲が暗いのとLEDがとても明るいことが合間って、ちょっと賑やかすぎるイルミネーションになってしまいましたが、ひとまずここまでの作業が成功して一安心です。ちなみに、この点灯実験の時点で深夜12時を回っていました… ^_^;
夜空に満月ののぼる素敵な夜です。しかし開発作業はまだまだ続きます。
一夜明けたハッカソン会場。Papperも疲れて項垂れています。
徹夜した参加者さんもいたようですが、私は深夜2時半を回った頃に床につきました。森のオフィスの屋内で宿泊することもできたのですが、それまでの作業の興奮で直ぐには眠れそうにもなかったので、勢いで屋外に張ったテントに持参した寝袋を持ち込んで眠りました。眠りはじめはよかったのですが、夜明け前になると寒いの寒くないの。頭まで寝袋をかぶっても震えが止まらないので意を決してテントから起き出して暖房の効いた建物の中に逃げ込みました。
しかし朝早く目が覚めたおかげで綺麗な日の出を見ることができました。
足掛け2日、約30時間でできあがった私たちの『光るテント(TENTO)』の一部です。
左の写真は光るテントでつかったマイコンモジュール(mbed)とBLE通信モジュール(SONY MESH)。右の写真はマイコンからコントロールしたテープLEDのフルカラー点灯テストです。
ハッカソンの最後の成果発表で地元新聞社 信濃毎日新聞さんに取材を受けて、翌日の朝刊の地域面でご紹介いただいた記事です。
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