[trekking] 北アルプス 涸沢 2016初夏
少し早い夏休みをもらって北アルプスの涸沢まで上がってきました。写真は涸沢ヒュッテのデッキの上から見た穂高の峰々。
ちょっと寝坊をして始発バスを逃したので上高地バスターミナルに着いたのは8時過ぎ。バスターミナルの前にある登山相談所のポストに登山届を投函して出発。
昼過ぎになれば大勢の観光客で賑わうバスターミナル前の広場も人はまばら。学校登山の一団とすれ違った以外は静かでした。学校登山の集団はトイレ休憩もそこそこに待ち構えていた大型バスに吸い込まれて一瞬のうちに運ばれていきました。一人一人のペースで休憩をとったり景色を楽しむわけにはいかない団体登山は、あれはあれで大変そうですね。
河童橋に到着。背後の穂高は雲に隠れています。
電気洗濯機を一人で担いで河童橋を渡る人に遭遇。
美しい清流に目を奪われますが先を急ぎます。
明神から徳沢へ至る道で親子連れのニホンザルの一団と遭遇。4〜5家族はいたと思います。人間(私)は完全に無視されました。サルが歩く前を横を横切る経験は初めて! ^_^;
横尾に無事到着。ここまで3時間ですでにお疲れ気味。~_~;
本谷橋に到着。夏場だと河原に降りてお弁当を食べたり水遊びをしている人も大勢いるのですが、三連休前の平日なのでひっそりとしていました。ここからが登山本番なので先を急ぎます。
涸沢ヒュッテに無事に到着。途中の写真がありませんが、本谷橋を渡って登りが始まってすぐの頃から雨が降り始めて、カメラはバッグの中に仕舞い込みました。徳沢までで雨が降っていたらば途中で雨宿りするか引き返すかの選択肢もあったのですが、本谷橋を渡って涸沢ヒュッテまで残り2時間というタイミングでは引き返すこともままならず、泣きそうになりながら何とか山小屋までたどり着くことができました。
涸沢カールを挟んで反対側には涸沢小屋が見えています。天気が良ければ涸沢小屋まで散策して生ビールでも飲んで帰ってくるのですが、足元の悪いなか、そんな余裕はありません。
山小屋のなかで濡れたシャツや下着を着替えて夕食までのちょっとの間、涸沢ヒュッテのデッキに上がると、前穂高岳のあたりにぽっかりと晴れ間が見えました。この写真だけを見ると「いい天気じゃん!」となりますが、望遠レンズで雲間から一瞬のぞいた青空だけを切り取っています。
大天井岳の方向にも少し晴れ間。日が傾いて山の陰影が美しいですが、あの雲の下は雨かと思うとぞっとします…
涸沢ヒュッテの食堂から見た窓の外。夕食は17:30なので外はまだ明るいです。
山小屋の夕食。普段、残業前に社員食堂でいただく夕食よりも豪華です。^_^;