[snowshoe] 八ヶ岳ブルーに魅せられて
この時期は毎日天気予報とにらめっこ。北八ヶ岳方面が晴れそうだという予報を見て、北八ヶ岳の北横岳を訪れました。
ゲレンデの準備が遅れているということで北八ヶ岳ロープウェイ(旧ピラタス蓼科ロープウェイ)の9:00の始発便はスキーヤー、ボーダーの乗車はNG。ということで冬山装備の登山客だけが朝一の便で頂上駅に上がれたのですが、それでもゴンドラ内は数十人の登山客の熱気で寒さを感じないほど暖まっていました。
坪庭の第一休憩所からみたロープウェイ駅。背景には中央アルプスの山並みが綺麗に姿を見せています。ガスがかかるとこの場所からでもロープウェイ駅すら見えなくなるので、この日は絶好の天候だったことが分かります。ただし気温は氷点下15度です…
縞枯山
ロープウェイによるアクセスに恵まれた人気の山とあって次々に後続の登山者に追い抜かされます。追い抜かされるのは私の歩みが遅いだけですが…
坪庭の樹氷はまだ成長途上と言ったところですが、空の青と樹氷の白のコントラストが絶妙な造形を際立たせていました。
三ッ岳分岐に到着。
三ッ岳経由の登山道は途中に岩場があるため冬場に踏み入る人は少ないのですが、この日は朝から2〜3名の足跡が残っていました。
北横岳の山頂(南峰)に到着。山頂付近は風が強いため多くの登山者はみなさん素通りしていきますが眺望は最高です。
南峰と北峰を繋ぐ尾根の木々には海老の尻尾(樹氷)が大きく成長していました。風上に向かって樹氷は成長していくため、その風の強さが推し量れます。
北横岳の北峰(頂上)に到着。眼下には蓼科山の平らな頂上が奇麗に見えています。
スマホでSelfie(自分撮り)初挑戦。頬を打つ風が寒さを通り越して痛いため、笑顔が引き攣っています。
北横ヒュッテの前は休憩する大勢の登山者で賑わっていました。
北横岳への登山道はトレース(踏み跡)がしっかりあって高低差もそこそこあるので大勢の方がアイゼンで登っていました。スノーシューを携行していてもザックに括り付けたままで、私のように終止スノーシューを履いていたのは少数派でした。しかし、のんびり登って、のんびり降りてくるにはスノーシューの歩みがちょうど良かったです。
坪庭と北横岳の分岐まで降りてきました。頂上まで往復二時間は私としては最速タイムだったのですが、朝イチで頂上を目指した強者の皆さんには完全に置いていかれていたようです。
まだ時間は早かったため縞枯山も挑戦しようと目論んでいたのですが雨池峠にたどり着くと一気に雲が上がってきたため今回はここで引き返しました。
しかし真っすぐにロープウェイ駅に戻るのも物足りないので、スノーシュー周回コースを回ってみました。数メートルおきに道標の旗が立っていてトレースもしっかりついているので道迷いの心配はありませんでしたが、登山道に合流するまで人っ子一人すれ違わなかったのは、ちょっぴり心細かったです。 ^_^;
麦草峠へと続く登山道に合流。ここまでのコースはトレースがあるとは言っても、それほど踏み固められてはおらず、ふかふか。スノーシューにぴったりのコースでした。
縞枯れの森に入ったり出たりを繰り返します。
ロープウェイ頂上駅まで戻りました。スキーヤーや登山者だけではなく、軽装で駅周辺を散策するだけの観光客も大勢いました。
石遊の湯
以前は冬場でも吹きさらし露天風呂だったのですが、さすがに寒いということでしょうか? 露天風呂をおおう屋根の下に透明な風よけを巡らせて半露天風呂になっていました。湯船で雪を弄ぶ楽しみは叶えられませんでしたが、野趣あふれる風景はそのままでした。