組込み総合技術展 2013
パシフィコ横浜にて11月20日〜22日の会期で開催されていた『ET2013 組み込み総合技術展』を今年も見学してきました。
企業各社の出展ブースを眺めて回る合間に、今年も東大の坂村健先生の漫談も拝聴しました。 ^_^;
『ビッグデータと組込みシステム技術』と題した特別講演だったのですが、「また日本のメーカーがバカなことをしている!」、「だからバカだって言っているんです!」、「バカだから教えてやっても理解できないんです!」と坂村先生のキレっキレの舌鋒はまだまだ健在でした。^_^;
しかし、道ばたでも電車の中でも老若男女がスマホをいじっている姿があたりまえの風景になってしまうと、坂村先生が数十年来提唱してきたユビキタス・コンピューティング(どこでもコンピュータ)に現実が追いついてきたことを痛感します。
すべての家電製品はネットワークに開かれたAPI(Application Program Interface)を公開すべきだ、という坂村先生の主張を興味深く拝聴しました。テレビにはテレビ特有の操作感(UX)、カメラにはカメラ特有の操作感(UX)があるはずだと考える私はアナクロな人間なのですが、坂村先生が唱える全ての操作感(UX)はスマートデバイスのタッチパネル操作に置き換わるという意見には心惹かれました。舌鋒冴え渡る坂村先生が唯一?褒めていた日本メーカーの製品が SONY DSC-QX10 でした。
スマートフォンと組み合わせて使うことを前提としたレンズスタイル・デジタルカメラです。デジカメには当たり前のLCDを省略して、写真のプレビューや再生はスマホに任せる割り切った仕様で小型化、低価格化を実現した製品のようです。APIは公開しているのでエンドユーザーが自由に好みのデバイスと接続して好みのUXで使ってください、という製品コンセプトが面白いですね。
天気が良かったので、みなとみらいから山下公園までブラブラとお散歩しました。
山下公園からシーバスに乗って横浜駅(横浜そごう裏)へ戻ります。