ちはやふる日記


技術書を読もう

2013年10月13日 06:21更新

季節外れの夏日が戻ってきた三連休の初日、信州大学 工学部(若里キャンパス)にて長野ソフトウェア技術者グループ NSEG 主催で開催された柴田芳樹さんの講演会を伺ってきました。『プログラミング言語 Java』、『Effective Java』の翻訳、『ソフトウェア開発の名著を読む』、『プログラマー”まだまだ”現役続行』など多数の著書をもつ柴田さんの長年の経験に裏打ちされたお話は大変に説得力に富んだものでした。

企業や組織は長期的な人材育成や教育に投資する余裕がなくなっていますが、自分の時間とお金を自分自身に投資すれば必ずリターンはあるというお話には大変勇気づけられました。


技術書を読みましょう。本の間違いを見つけたら著者(出版社)に質問を送りましょう。あなたが指摘した間違いは『本(著者)の間違い』かもしれないし『読み手であるあなたの読解力不足』かもしれないですが、いずれの場合でも技術書の著者は存外丁寧に対応してくれますよ、という言葉は多くの技術書を書いている著者ご本人から発せられた言葉ということで、これまでより質問への敷居が下がりました。


大規模なセミナーやカンファレンスに参加すると、書籍販売ブースの前に多くの人垣ができて数千円の技術専門書が飛ぶように売れているので技術書ビジネスはまだまだ盛んなのかな?と思っていましたが、実際には良書であっても数千部の初版(初刷)が売れ残ったまま、在庫(裁断)処分、絶版になって姿を消す本も多いようです。英語で出版された技術書は日本語に翻訳されるのを待っているのではなく、原書でバリバリ読みこなす英語力がますます必要になってくるようです。国語も歴史も好きだけれども、英単語の暗記が苦手で理数系に進んだ我が身としては困難な時代になりました。 ^_^;


スーツ姿の参加者が多いセミナーや講演会では講師への質問がまったくでない場面にもしばしば出くわすのですが、今回のNSEG勉強会では20名前後の参加者から次々と質問が飛び出し、大変に刺激を受けた地域勉強会でした。



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