[event] オープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Spring
2009年02月22日 14:26更新
東京・新宿の日本電子専門学校で開催されたオープンソースカンファレンス2009 Tokyo/Springに参加してきました。
オープンソースのビジネス分野への浸透もずいぶんと進み、オープンソースカンファレンスもスーツ族で溢れているかな?と心配しましたが、まだまだコミュニティー感一杯で安心しました。^_^;
CMS大集合!
それぞれのCMS(Contents Management System)を紹介するスピーカーが15〜6人、ずらりと会場の前に並んで座っている光景は壮観でした。また日本語化、翻訳の話題は開発面からも非常に興味深い話題でした。
- 日本語化作業において、メッセージのソース埋め込みの問題をどうやって回避していますか?
- geeklogのコア開発者はアメリカネイティブではない。ヨーロッパ系の開発者は言語対応をソースコードの外に出してくれる。
- Ploneはトランスレーション(翻訳)用のタグがソースコードに埋め込んである。本家と分家という開発体制を採用していない。
- TYPE3は翻訳サーバが置かれていて、そこに登録すると自動的に反映される仕組みを持っている。見た目の日本語化は比較的容易だが、メールなどの日本語対応は別の開発体制を取っている。
- 複数形の 's' の取り扱いの苦労
- 英語圏の開発者は "User" と "Users" の区別にこだわる
- User(s)で誤魔化しては駄目?
- 単数系と複数形をロジック判定していると大変
- 海外のコア開発者とのコミュニケーション
- 海外のコア開発者が多言語化、日本語化、日本の事情にどれだけ配慮してくれるかが重要
- 日本で出版した書籍や日本国内のユーザー会の様子などを本家(海外)の開発者達に知らせることで、先方は喜んでくれるし、その後の日本語化作業への協力度合いが変わって来る。
勉強会大集合 - スピーカーへのススメ -
- スピーカー(発表者)のメリット
- 名前を覚えてもらえる
- 懇親会で相手から話しかけて貰える
- 資料を作成するために調べ直す作業が勉強になる。知識の整理になる
- (カンファレンスの)チケットがタダになる。売り切れ後も入手できる。
- 控え室に入れる。電源の心配いらず。業界の著名人とお近付きになれる。
- 社内で勉強会を開くコツ
- 上司を上手に巻き込む
- アンケートや資格取得者数などで勉強会の成果を数値化する