ちはやふる日記


[travelogue] ばんえい競馬

2006年12月30日 18:47更新

今回の旅の目的、ばんえい競馬観戦です。累積赤字のために、この年末のニュースでは廃止も取り沙汰されましたが、なんとか存続が決定したようです。



一般の競馬のサラブレッドと異なり、もともとは農耕用だった重量馬が1トン近くにもなる鉄のソリを一生懸命に引っ張り、順位を競います。


がんばれ!


レースの山場、第二障害(登坂路)では、坂の途中で座り込んでしまう馬も現れます。レースの決着はついているのですが、お客さんからの応援が絶えず、なかなかに感動的です。


怪我でもしたのかと心配しましたが、無事にゴールを切りました。ただのヘタレだったの???(笑)


パドッグ



実況 井馬さん


今回は観戦ツアーへの参加だったため、ばんえい競馬の実況ひと筋、四半世紀の井馬博さんの実況室にも入れてもらいました。名調子の実況を生で聞くという、なかなかない機会に恵まれました。


装鞍所


レース前の馬が鞍をつけて準備を整える場所です。


装鞍所の入り口には馬用の体重計もあります。


クリスマス


クリスマスのファンサービスということで、サンタクロースの格好をした騎手の人が子供を乗せて走路を走ります。ソリからおもりを降ろしているため、馬も軽やかに障害を越えて行きます。


何人も人が乗っているし、馬車も随分と重いと思うのですが、一頭の馬が軽々と引っ張っていきます。輓馬は、パトラッシュなど比較にはならない力持ちです。


バックヤード


ゴールから見た走路


検量室




この検量室で騎手の皆さんは体重を計ります。右の写真にある弁当箱と呼ばれる箱に重りをいれて体重を調整するそうです。そして下の写真が人間用の体重計です。


厩舎



映画 『雪に願うこと』のロケを行った平田厩舎です。まさにこの場所で佐藤浩一さん演じる主人公の兄が、借金を作って逃げ帰ってきた主人公を殴りつけます。



厩務員のみなさんがお仕事中のところをお邪魔しました。 レース中もこうやって裏方では休まずに働いておられるのですね。


映画の主役(?)「ウンリュウ」です。現在も現役の競走馬だそうです。



馬頭観音だそうです。亡くなった馬は丁重にここで弔われているそうです。


レース終了後



戦績は2000円購入して、3990円の払い戻しでした。こんなところで運を使い果たしてどうするの?と思わないでもないですが、最終レースで最初で最後の当たり馬券を引き当てて、楽しく遊ぶことができました。


レースの終わった後の競馬場は映画そのままの情景でした。





アサヒ湯


帯広周辺では世界的にも珍しい植物成分由来の有機質を含んだモール泉と呼ばれる温泉が湧き出しています。


アサヒ湯は、番台のある、いわゆる昔ながらの銭湯です。帯広駅から歩いて10分程の場所にありますが、周辺にたくさんの車が駐車してなければ、住宅街の中、行き過ぎてしまいそうです。茶褐色の湯で、肌がすべすべになりました。カランからでてくるお湯も温泉で、よほど豊富に温泉が湧き出しているようです。


ご主人が温泉に使っている間、車の中で待ちぼうけの「わんこ」。すこし寂しげな顔つきだったので思わず記念撮影。



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