[event] 東京RubyKaigi 11
2016年5月28日に秋葉原コンベンションホール(秋葉原ダイビル2階)で開催されたTokyo RubyKaigi 11を聴講してきました。
秋葉原コンベンションホールは以前にも何度か別の技術系カンファレンスできたことがありましたが、駅から近く、綺麗なホールで講演を集中して聴講することができました。しかし松本と東京を中2日で2往復して少しお疲れ気味… ~_~;
講演内容の選定/依頼は、プロジェクトマネジメントや教育といった話題は避けて、技術的な内容に絞ったということで、どの講演も非常に濃密な内容でした。また日本で開催されるカンファレンスでは発表の後の質疑応答は低調なことが多いのですが、今回はどのセッションの後も質問者がマイクの前に長蛇の列を作って質疑応答の時間が超過するまで盛り上がったのが印象的でした。
朝一の招待講演はRubyのパパ「まつもとゆきひろ」さん。プログラミング言語 Streem の言語設計のお話。アプリやシステムを開発したり、情報技術で社会を変える、というモチベーションではなく、ただただプログラミング言語の設計がお好きなんだなということが伝わって、とてもエモい(Emotionalな)講演でした。^_^;
RubyコミッターでRails開発者、今はGitHubの中の人のAaron Pattersonさんの講演も面白かったです。トレーディングカードを安価なWebカメラで撮影した画像を使い画像補正や機械学習の技術を駆使して段ボール数箱分のコレクションを整理しようという技術の無駄遣い。でも使われている技術の説明はとても興味深かったです。^_^;
Fluentdの開発者でTreasure Data社の創業者、古橋 貞之さんのキーノート(基調講演)もとても面白かったです。面白かったというと私が講演内容を理解できたような口ぶりですが、ほとんど理解できていません。ただ、なんだか分からないけれども次々に新しいプロダクトを生み出しているスピード感とパワーにただただ圧倒されたセッションでした。
今回はポスター発表の公募があったので応募してみたところ、光栄にも採択していただきました。(応募数と採択数がほぼ同数だったようですが…)
学生時代に学会発表やポスター発表というものをやったことがなかったので、大判印刷の業者を探すところから始めて、PowerPointで原稿作成、ネット入稿、A0サイズの布地に印刷されて納品されたポスターを見てニヤニヤと一通り初体験して大満足することができました。^_^;
伊勢志摩サミットの真っ只中ということで首都東京もコインロッカーは閉鎖、ゴミ箱も撤去、と厳戒態勢の中、怪しい荷物を一人抱えていたにもかかわらず、無事に会場まで往復することができたことが今回の一番の幸運だったかもしれません。 ^_^;