[bicycle] しまなみ海道サイクリング
今回の旅の目的。サイクリストの聖地『しまなみ海道』を自転車で走ってきました。
しまなみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市をつなぐ全長約60kmの自動車専用道路です。高速道路ですが自動車道の脇に自転車が通れる取り付け道路が整備されているため、瀬戸内海の島から島へと自転車で走って楽しむことができるサイクリングのメッカです。
淡路島のホテルを出発するときに見えた洲本港の日の出です。
徳島道をガンガン車で走って朝9時ごろに今治港に到着。この日は港でイベントが開催されていたようで、多くのテントが立ち並んでいましたが天候はあいにくの霧でした。
当初、自転車を載せて因島まで渡るつもりだった芸予汽船。しかしこの日はGWということもあり自転車を乗せるための整理券を配り終えていました。ということで今治港のバス停にたまたま停まっていた大三島行きの路線バスに急遽飛び乗りました。
バスから見た来島海峡大橋の風景です。渡船の出港が遅延するわけです。橋の下の瀬戸内海には深い霧がかかっていました。まさに絶景。
橋の下にたなびいていた雲も次第に晴れていきました。まさにベストタイミング!
目的地も決めずに大三島行きの路線バス(急行バス)に飛び乗ったのですが、大三島バスターミナルを通過するとどんどんしまなみ海道から遠ざかってくのでここで下車しました。
何にもありませんでしたが、しまなみ海道から宮之浦港へとつながる自転車道が整備されていました。走ってくる自転車には一台もすれ違いませんでしたが…
上浦港から見た多々羅大橋。この景色をみて次のバス停で慌てて降車したというのがことの顛末です。
ということで、あらためて大三島の上浦港から出発! すでにバス停1つ分を自転車で走っていますが…
多々羅大橋を自転車で渡ります。
『レモンのベンチ』と名前がついた生口島側の公園まであっという間に辿り着きました。
すでにしまなみ海道のベストショットを押さえた感じです。
料金所ゲートがありますが、現在自転車の通行は無料になっています。
あらためて広島県と愛媛県の県境を超えます。ここが本州と四国の国境です。
みなさん、ここで記念撮影をするため混雑していましたが、ひとまず Tyrell FX の写真に収めました。ふたたびベストショットのつもり。
橋長 1,480m で完成当時世界最長の斜張橋だったそうです。行って帰って折り返すだけで走りごたえがあります。
橋の上からは瀬戸内海の島々が見えています。
橋の上から海面を見下ろした写真。写真では分かりませんがかなりの高度感があります。
多々良大橋を渡り切ると大三島の海岸線沿いの道路を走ります。目線が下がってまた違った瀬戸内海の風景が見えてきます。
ほとんど自転車しか走っていないため海岸線の道路をのんびり走ることができます。
波打ち際では釣りを楽しむ人たちも大勢見かけました。
次に渡る大三島大橋が見えてきました。しまなみ海道で唯一のアーチ橋です。
海岸線から橋へ上がるために、なんどもこんな坂道を上ったり下ったりします。傾斜は緩やかですが上り下りを繰り返すと疲れてきます。
大三島大橋の上。歩行者はほぼいないためロードバイクが全速力でガンガン走ってきます。
伯方島をぶらぶら走っていたところ突然目の前にドッグ入りした巨大船が飛び込んできました。
道の駅 伯方S・Cパークでちょっと休憩しようとしたらソフトクリームを購入するにも大行列だったためスキップしました。
伯方・大島大橋から伯方島を振り返ります。
大島で一枚。
橋の上から見る瀬戸内海の風景が素敵でした。
ちょっと霞んだ感じも素敵です。
写真を撮りながら休み休みなのでなかなか先に進みません。
下から見上げる吊り橋も素敵です。
道の駅 よしうみいきいき館に到着。
ここを通過してしまうと四国に上陸してしまうため長蛇の列に並びました。
思い残すことがないように「島レモンソフトクリーム(大)」を注文。
しまなみ海道最後にして最長の来島海峡大橋にのぞみます。
来島海峡大橋にとりつくためにループした坂道をえっちらおっちら上ります。
さて、ここから来島海峡 第一大橋、来島海峡 第二大橋、来島海峡 第三大橋と総延長 4.1km の道が続きます。
迫力のある吊り橋です。
橋を渡っていると遠くから大型船が近づいてきます。
ちょっと待っていると、あっという間に船が近づいていました。
そしてドッグへと入港していきました。
来島海峡大橋を渡りきり、今治側の歩行者・自転車専用ループ橋を降りていきます。
今治港の駐車場に停めたマイカーに自転車を積み込み、湯ノ浦温泉「四季の湯」まで車移動して汗を流しました。
ここで鯛釜飯定食を注文。
東予市内の地元スーパーで買い出しをして東予港へと向かいました。ちょっと珍しいからと、あれこれ買い込みすぎました。
東予港からみた薄暮。
フェリーに乗船できる20時までフェリー待合所でまったりと過ごしました。待合所には他にも大勢お客さんがいましたが、みなさんお疲れ気味なのか静かでした。車やバイクの人はほとんど駐車場に留まっていたため、待合所にきていたのは、ほとんどがサイクリストだったかもしれません。わたしはWi-Fiの電波を求めて待合室とマイカーの間をぶらぶらと往復していました。
夕方から港で並んでいたので、ほぼ先頭のグループでフェリーに車で乗り込みました。
フェリーの中から見た港側のフェリー乗り場の風景。歩いて乗船する人のためのボーディングブリッジが伸びています。
フェリー「おれんじ えひめ」船内で記念撮影。
出港までの2時間、船内を散策しました。
客室フロアは三階建てで豪華なしつらえになっていました。
テレビが見られる休憩スペースも広々としていましたが、みなさん早々に個室に引きこもっていたようです。
私が乗船したシングルルームの区画。船内の中央に配置されているため船窓からの景色はありませんが、寝るだけなので十分です。
シングルルームの内部。カプセルホテルよりは広いですがビジネスホテルとしては激狭でしょうか? 出航しても船は全く揺れを感じることがなく、あっという間に朝まで熟睡してしまいました。