信州 さくら巡り2023
例年よりさくらの開花時期が10日から2週間ほど早まった信州を北から南へと桜を追いかけてドライブしてきました。写真はJR天竜峡駅から歩いて数分の姑射橋(こやきょう)から見下ろした天竜川の風景です。奇岩の絶壁に挟まれた "THE 天竜峡" といった風景です。
松本市 弘法山古墳
自宅から天竜峡に向かう途中で寄り道をして松本市の桜の名所、弘法山古墳に立ち寄りました。まだ早朝だったため交通規制にもかからずに、静かに桜を堪能することができました。
蕾もちらほら見かけましたがソメイヨシノは見頃を迎えていました。
古墳のてっぺんに到着。眼下に松本の市街地を一望にできます。
松本を舞台にした映画のロケ地にも幾度もなっている絶景です。手前に弘法山古墳の桜、眼下に松本の市街地、そして奥には雪をかぶった北アルプスの峰々が連なっています。手前のヤマダ電機の看板がちょっと主張が強めですが、市街地の風景を入れようとすると、こんな画角になりました。
ズームレンズで桜と背後の北アルプスだけをいれて撮影してみました。
もう一枚! 北アルプスと桜です。
天竜峡
長野自動車道と中央自動車道を乗り継いで約1時間。長野県飯田市の天竜ライン下りにやってきました。
川下りにつかう和船が着岸します。船べりに渡された簡易な板に載って乗船です。
さきほど車で渡ってきた姑射橋を船でくぐり出発します。
川の両岸に奇岩の絶壁が迫っていますが流れは穏やかです。のんびりのんびりと流れに任せて下っていきます。
舳先の船頭さんが櫂で漕いでいますが、どちらかというと実演でした。船の後方に、もう一人の船頭さんがいて、梶をとりつつ、いつでもエンジンでサポートできるようにスタンバイしています。
釣り橋(つつじ橋)の下をくぐります。船から見上げたときはそれほど怖そうではなかったのですが、実際に上を渡ってみると…
高速道路(三遠南信自動車道)と鉄道(JR飯田線)が天竜川を渡る地点に差し掛かりました。
鉄道橋の橋脚が川の流れの中に立っていますが、ゆっくり、ゆっくりと流れていくため怖さはありません。
川の両岸に咲いている多くが山桜だそうですが奥ゆかしくていずれも素敵です。
船頭さんによる投網の実演です。残念ながら魚は一匹もかかりません…
阿知川の合流ポイント
売店船が待っていました。
阿知川が合流します。
岸辺の砂地についた点々とした跡は水を飲みに来た動物の足跡だそうです。
売店船の店員さんがエンジンを使い追い越していきました。船首が水面から浮いてかっこいい走りです。
終着点となる長瀞橋が見えてきました。
唐笠港で乗客をおろした船がエンジンで帰っていきました。
唐笠港の看板。下船のみの船着場なので川下りの乗客以外の人影はありません。
庵野秀明監督作品の一場面のような、現実感のない不思議な風景でした。
ライン下りの送迎バスで、ピャッと乗船地点の姑射橋まで戻りました。
姑射橋の袂に立つシダレザクラが満開でした。
船で下った天竜川の両岸に整備された遊歩道をぷらっと一周しました。
八重桜が満開でした。
小さなお社でしたが赤い幟がきれいでした。
先ほど船でくぐった吊り橋の袂につきました。この吊り橋を渡り対岸から天竜峡駅方面へ戻ります。
長野県 天竜峡 つつじ橋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
新しい吊り橋でしたが上下に揺れてスリリングでした。
ライン下りの船着場の上に設けられた足湯で休憩しました。
ライン下りの和船をイメージした形でした。
りんごがプカプカと浮かんでいました。
足湯からは、こんな感じの満開の桜が見えていました。
車で三遠南信自動車道の天竜峡パーキングエリアまで移動しました。
天竜川に架る自動車専用道の下に『そらさんぽ天龍峡』と呼ばれる散策道が整備されていたので、ぶらりと対岸まで往復しました。
立派なキャットウォークといった感じです。高いところにあるので最初は怖かったのですが、慣れてしまえば揺れもないため平気になりました。
天竜川とJR飯田線をいっぺんに跨いでいることがわかります。船から見た時は感じませんでしたが、JR飯田線から随分と高い位置に天龍峡大橋が架かっていることがわかります。
橋の下をちょうどライン下りの船が下っていきました。
JR飯田線も橋の下を通っていきました。
日帰り温泉施設『ご湯っくり』で入浴。露天風呂から下を見下ろすと、つつじ橋が見えました。
温泉の出入り口に珍しいカプセルトイが置いてあったので回してみました。
飯田市の名産が『水引き』なんだそうですが、水引きをアレンジした小物でした。
最近は水引きを見る機会も減りましたね。封筒に印刷してある方が普通なのかも。