[trekking] 雲海の常念岳
秋の四連休の前半、北アルプスの常念岳を一泊二日で登ってきました。
写真は常念岳山頂から立山連峰の方向を向いた眺望。立山連峰の向こう側の富山県側には雲が湧いています。この日は北アルプスだけが雲の上に浮かんでいたようでした。
深夜2時半に自宅を出発。途中の姨捨サービスエリアから善光寺平の夜景をパシャリ!
午前4時前に一ノ沢登山口に到着。無事に駐車スペースに車を駐めることができましたが、すでに多くの車の中で登山者が待機していました。
周囲が明るくなった6時過ぎに出発。出発直前まで霧雨が降ったり止んだりを繰り返していました。
登山口の登山指導所で登山届を提出して、いざ出発!
登山口には水洗の立派なトイレもありました。
今年はどこの登山口も、こういった感染対策や注意事項を書いた看板がありました。
雨をあつめて沢の水は激しく流れていました。
大滝
烏帽子沢。翌朝の帰路では、この沢で休憩しているグループもいたくらいで、一日で水の量が大きく変わっていました。
笠原沢
沢の両岸をいったりきたりしながら徐々に標高を上げていきます。
胸突八丁の登りはじめ。ここから沢と離れて急な階段の上りが始まります。
霧に霞んでいますがなかなかに高度感のある道を巻いて進みます。谷底が見えない方が怖くないと言えば怖くない?
南天の赤い実の色に眼が和みます。
最終水場。ここまで上がってくると、ザンザンと流れていた沢の流れも、ザワザワくらいに流れが減っていました。
真っ白な霧のすき間から青空が見えてくるようになりました。
青空が徐々に広がります。
長野県側の麓には雲海が広がっていました。この雲海の中を歩いて上がってきたと思うと感無量。
山の稜線近くになると黄葉がはじまっていました。
雲の向こうに常念岳がみえてきました。ここから山小屋のある常念乗越まであとわずかですが写真を撮りながら休み休み登りました。
常念岳の全体がみえてきました。常念乗越まであと少し。
常念小屋のある常念乗越まで上がってくると目の前に槍ヶ岳の穂先がみえました。ありがとう、北アルプス。ありがとう、槍ヶ岳。ありがとう、ここまで上がってきた自分。
槍ヶ岳のアップ。手前にはかつて宿泊した西岳ヒュッテの赤い屋根も見えていました。
横通岳
長野県側の安曇野は見事な雲海。
あらためて常念岳。
写真撮影を満喫したら、常念小屋にひとまずチェックアウトしました。
常念小屋の相部屋は写真のようにアクリル板で頭の部分がお隣同士で遮蔽されていました。
山小屋で大きな荷物を降ろして、身軽な装備で常念岳山頂へ。
常念岳山頂の祠にタッチダウン!
槍ヶ岳方面の絶景。
常念岳から突き出した岩稜に人影が…
蝶ヶ岳へ続く山の稜線。写真の中央には上高地の梓川の流れが写っています。
横通岳から大天井岳、そして燕岳へと繋がる北アルプス パノラマ銀座の縦走路が一望にしています。
雲海につきだした岬ようにみえる前常念岳。
常念乗越に向けて一気に下山します。常念小屋の赤い屋根が小さく見えます。