[trekking] 梅雨明け直後の燕岳
関東甲信越地方の梅雨明け宣言がでたその日、北アルプスの女王『燕岳』に登ってきました。
今年の梅雨は長雨が続き、週明けの8月3日ごろまで梅雨明けが伸びそうな天気予報でしたが、直前に週末の晴れの予報が出たため、慌てて燕山荘の宿泊予約を入れて登ってきました。
有明山神社登山者駐車場のバス停に並ぶ登山者の長い列。みなさん、この日を待ち構えてやってきたようです。JR穂高駅を出発した始発バスは満車で、増発された臨時便の3台目に乗車することが出来ました。山頂で広げるつもりだったHelinoxの折り畳みチェアが一番役に立った場面となりました。
中房温泉登山口に到着。登山口では遭対協のみなさんによる体温チェックがありました。これまで、登山口で登山届のチェックを受けたことはありましたが、体温チェックは初めて。
順調に第一ベンチを通過。
合戦小屋からゴミを下ろしているケーブル。燕山荘の赤沼オーナーの夕食の談話によると、合戦小屋も以前はスイカの皮を地面に埋めて処理していたそうですが、地元のクマ 🐻 に覚えられしまい、山から下ろすようになったそうです。
標高を上げると眼下に美しい雲海が広がりました。
合戦小屋まであと10分。
合戦小屋に到着!
スイカを注文!
合戦山の三角点まで到着。
見晴の良い合戦尾根まで上がってきたものの、雲も下から上がってきて霧に包まれるようになりました。
燕山荘に到着。今年はテント場も予約制になっていましたが、すでに色とりどりのテントで埋め尽くされていました。
燕山荘の建物の中からみた燕岳。荷物を下ろして、ちょっと休憩。
山頂は後回しにして、ビーフシチュー・セットを注文。😀
感染対策のため、燕山荘の食堂のテーブルには飛沫避けのアクリル板が立てられていました。
雰囲気のある燕山荘の照明。
宿泊スペースは3畳の蚕棚をスクリーン・カーテンで2つに区切って、ひとりに1畳半のスペースが割り当てられました。夏休みの週末だと布団一枚(一畳)に二人でもラッキーだった記憶があるので、この夏は随分と予約を絞っているようでした。
一息ついたら最小限の荷物だけを持って燕岳の頂上へ。
霧に包まれているため足元の花を撮影しながら、のんびりと登頂。
群生地には一面のコマクサの花。花の盛りは少し過ぎていたようでしたが、株の数が圧巻でした。
花弁に毛が生えているのが「チシマギキョウ」と覚えました。😅
クルマユリ… だと思います。
燕岳の山頂まであと少し。
燕岳山頂
燕岳山頂からみた北燕岳。半分雲がかかった姿も趣があります。
燕岳山頂から燕山荘を振り返った風景。
雲の合間から槍ヶ岳の穂先がチラ見え。
イルカ岩。
先ほどまで燕岳の姿が見えていたと思えば、あっという間に霧に包まれて真っ白になりました。
深夜、雲海に浮かんだ燕岳。
月明かりに照らされた北アルプス『燕岳』 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA