台風19号災害ボランティア
2019年11月17日 03:51更新
台風19号による千曲川の決壊で甚大な被害を受けた長野市での災害ボランティアに参加してきました。
ボランティアの仕事の割り振りや資材の貸し出しを行っている、この赤沼公会堂がある場所も堤防決壊当時は5メートルを超える浸水があったそうです。
この赤沼地区周辺は多くのリンゴ畑が広がる場所でしたが、収穫前のリンゴが泥を被って残念な姿を晒していました。
りんご農家さんの庭先の泥を撤去する作業をお手伝いしてきました。浸水地域全体に5〜10センチほどの深さで流れ込んだ泥をショベルで掘り起こし、土嚢袋に詰めて、一輪車で敷地外に運び出し、道路端に積み上げる作業をお手伝いしました。5人のボランティアが1日がかりで、漸く3m×12mくらいの範囲の泥を撤去して土嚢が3〜400袋積み上がりました。ボランティアセンターに大勢集まっていたボランティアさんたちも、広い被災地に散らばるため、一箇所一箇所の復旧の進捗はまだまだといった感じでした。
富士市から来ていた移動式のトイレ・トレーラー。活動場所のお宅でもトイレを使ってくださいとご案内をいただきましたが、ご自宅内の床がところどころ抜けていて、トイレだけは漸く使えるようにした、といった感じだったので、トイレ・トレーラーを使わせていただきました。広くて綺麗なトイレでした。災害の多い日本ではこういった設備をどんどん備えていきたいですね。
活動終了後に赤沼区の区長さんより今回の水害の説明がありました。千曲川決壊の直前に地元消防団の皆さんが半鐘を連打して避難を呼び掛けた火の見櫓がこちらだそうです。被災した屋内の泥の撤去は進んでいますが、主要産業であるりんご畑の復旧はまだこれからということで、まだまだボランティアの力が必要だとのご説明がありました。