松本ナイトミュージアム
冬至の週末、松本市美術館と日本浮世絵博物館で開館時間を21時まで延長して「松本ナイトミュージアム」と称したイベントを開催していたので訪れてみました。2つの施設の入館料とシャトルバスの運賃を含めて1,000円。事前の告知不足か両施設のお客さんはパラパラといった感じでスタッフや関係者のほうが目立っていました。シャトルバスのお客さんも疎らでした。あの程度の混雑であれば松本市美術館と日本浮世絵博物館の両方を自家用車で往復しても大丈夫かな?と後から思いましたが、私はひとまず日本浮世絵博物館に自家用車を駐車してシャトルバスで往復しました。
松本市美術館
松本市美術館では学芸員さんによる草間彌生さんの作品のギャラリートークがあり楽しくお話を聞きながら作品を鑑賞しました。実際の作品を目の前に作品の背景となるお話を聞くと作品から受ける印象も変わりました。
作品の中に使われているマカロニがニューヨーク滞在時代の困窮した食生活の象徴として用いられるというお話は作品を見ただけでは想像が及ばない内容でした。
日本浮世絵博物館
シャトルバスで日本浮世絵美術館まで戻りました。週末の松本駅(松本バスターミナル)を経由して循環していたので時刻表からは随分と待ちましたが…
浮世絵博物館の収蔵品は素敵でした。歌川広重の作品が目立ったかな?
ただ収蔵品10万点と比較して、実際に観覧できるのが一室に展示された数十点と少ないので、その点は少し肩透かしを食らったかな?と思います。
松本市 歴史の里
日本浮世絵博物館に隣接する建物屋外博物館「松本市 歴史の里」でも松本ナイトミュージアムに合わせて夜間開園をしていたので、300円の入園料を払って中に入ってみました。2002年までは日本司法博物館として財団法人により運営されていたそうですが現在は松本市が運営を引き継ぎ、松本市立博物館の分館として今に至っているそうです。
写真は旧長野地方裁判所松本支部庁舎です。白熱灯(色)のあかりに照らされて雰囲気があり、思わず入園料を払って施設の中まで入ってしまったのですが、建物の中に入ると明治時代の裁判風景を模した人形がちょっと怖かったです。
裁判所の旧舎はまだ雰囲気があったのですが、その次の展示建物が… ~_~;
旧松本少年刑務所独居舎房。蛍光灯の明かりが寒々とした雰囲気を際立たせます。肝試しか罰ゲームの様相を帯びました。
「独房体験しよう!」なんて看板を掲げられても絶対にイヤ!
旧昭和興業製糸場