[trekking] 雲上のご来光登山
三連休の初日 7/15(土) から運行の始まった乗鞍岳ご来光バスにのって雲上のご来光を楽しんできました。
それにしても夏至に近いこの時期は日の出が早いです。ご来光バスが麓の乗鞍観光センターを発車するのが 3:30AM。逆算すると松本市内の自宅を 2:30AM には出発しなければならなかったので、早朝出発というよりも、金曜日に仕事を終えた後、ちょっと仮眠をとってから家を出た感じでした。~_~;
長野県側から4台連なってあがった大型バスがご来光ポイント『標高2716mバス停』に到着したのが 4:25AM ごろ。この日の日の出時刻は 4:40前後 だったので、急いで富士見岳の山頂へと上がりました。
なんとか日の出時間の前に富士見岳の山頂にたどり着いて待機。
この日は地平線近くに厚い雲がかかっていたため10分ほど遅れて雲の合間から朝日が顔を見せました。しかし雲が赤く染まり美しい風景でした。
長野県 乗鞍岳(富士見岳) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
摩利支天岳の山頂にある旧東大コロナ観測所も朝日にあかるく照らし出されます。
手前の黒い影が大黒岳と山頂の登山者避難所。白いガスの背後には槍ヶ岳と穂高連峰の稜線が姿を見せています。
麓の雲海に朝日が差し込む風景は幻想的でした。
富士見岳山頂から見た剣ヶ峰の頂上付近です。さすがにまだこの時間帯(5:30AMごろ)では山頂付近に登山者の姿は見えませんでした。
富士見岳から下って肩の小屋へ向かう途中で霧虹(白虹)に遭遇しました。朝日を背にして正面にガス(霧)がかかっていたのですが、白い円弧が現れては消える不思議な光景でした。
剣ヶ峰登山口に到着。ここからが本格的な山登りです。
標高を上げると、さきほど通過した肩の小屋が眼下に小さく見えます。
今年は例年に比べて残雪が多いようで登山道の脇にも大きな雪渓が残っていました。登山道は雪渓の縁に沿うように伸びているのでアイゼンなどの滑り止めは必要ありませんでしたが、涼を満喫できました。
権現池(火口湖)にも大きな雪が浮かんでいました。
蚕玉岳を通過。剣ヶ峰まであと少し!
剣ヶ峰山頂に到着。山頂は大勢の登山客で賑わっていたので記念撮影をしたら、さっさと下山しました。
肩の小屋でおでんを注文して一服。朝はバスの出発時間に間に合わせるためにコンビニに寄っている時間もなかったので、ようやくここで食料を調達できました。といっても、まだ朝の8時過ぎですが… ^_-;
今年はコマクサの開花にまだ早いかと思っていましたが、綺麗な花がたくさん咲いていました。
往路でバスを下車した「標高2716mバス停」。
畳平バスターミナルから出発する下りのバスが来ていたので慌てて飛び乗りました。
いつもの白骨温泉 泡の湯に寄り道。ガソリンの残りが少なかったので乗鞍高原のガソリンスタンドで給油したところリッター140円とちょっとお高めでした。しかしガス欠に怯えながら山道を走るのもぞっとしないので休日にガソリンスタンドが営業していたことを良しとします。
正午過ぎには自宅に帰りついてエアコンを効かせた部屋でいったんお昼寝。夕方起きだして北アルプス国際芸術祭の作品「Arc ZERO」をあらためて鑑賞しに大町まで出かけました。この作品は日没後の暗がりで見た方が素敵だと思っていましたが、大正解でした。
花咲く星に #北アルプス国際芸術祭 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
中山高原で展示中の「花咲く星に」も改めて鑑賞。