[snowshoe] 白馬栂池スノーシュー2017
白馬連峰(後立山連峰)の山麓にある栂池高原。三月に入りロープウェイの早春運行が始まったので、早速スノーシューを担いで真っ白な雪原を歩いて来ました。写真は白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳と白馬大雪渓)
朝8時に栂池スキー場の駐車場に到着して9時のロープウェイに乗車するつもりでゴンドラ駅から歩いていたら、目の前をロープウェイが出発していきました。乗り過ごしてしまったかと肩を落としましたが、この日は乗客が多く30分毎のダイヤに対して臨時便が出たようで、9時のロープウェイに無事に乗車することができました。
栂池ロープウェイの頂上駅(自然園駅)に無事に到着。ロープウェイの駅舎をのぞいては周辺はすっかり雪に埋もれていました。
駅舎の前で準備を整えて大勢のハイカーが出発していきます。この日は山スキーを楽しむグループが多かったようです。
1階部分が雪に埋もれた栂池ヒュッテ
栂池ヒュッテの横を通り抜けると目の前に杓子岳がでーんと姿を見せます。ここで写真を撮って引き返しても構わないと思わせる絶景でした。
土曜日にしようか日曜日にしようか迷ったのですが日曜日に訪れて正解でした。水曜日から金曜日にかけて新雪が降り積もり、ふかふかになった雪原に前日の土曜日に歩いた人が足跡(トレース)をつけていたので、労せず舗装道路を歩くように先にずんずん進むことができました。この先、一部、トレースのないルートを自分でラッセルしながら歩いたのですが、先行者がつけたトレースを辿るのか自分でトレースをつけるのかは雲泥の違いでした。
まだまだ続く雪原のトレース。
うさぎの足跡を発見!
先行する山スキーの一団がジグザグとトレースをつけて登っていくのが見えます。写真では山の傾斜がわかりにくいですが、急な傾斜を左右にジグザグとルートをとることで高度を上げています。
私もスノーシューで徐々に標高を上げていきます。この辺りまで来ると小蓮華岳のあたりからスキーで滑り降りて来た人たちのシュプールが残っていました。
真っ青な青空に飛行機雲。登りに疲れたからカメラを構えて少し休憩していただけですが。^_^;
目の前に雪庇が広がっています。
雪庇の向うには白馬鑓ヶ岳と杓子岳が見えています。先に到着していた登山者たちが雪庇の上部で休憩しています。
ルートを見つけて雪庇を越えると絶景が広がります。なんかすごいところに来ているように見えますが、夏場であればここまで遊歩道(木道)が伸びている栂池自然園の最深部、展望湿原になります。当然、湿原は雪の下ですが。
白馬三山にてっぺんだけ雪の上に頭をだした木を入れて写真を撮ります。夏場であれば身長をはるかに越える木々に遮られて、ここまで白馬三山の姿は見えないのですが、雪が積もったこの時期だけの絶景です。
望遠レンズを取り出して白馬大雪渓を真ん中にして再び杓子岳を撮ってみました。
展望台に向けて登っていきます。正面の頂上辺りに夏場であればベンチが置かれた展望台があるのですが、いまは雪の下。先行者もいなかったので、足跡一つない斜面に自分で足跡を残していきます。
展望台から見た白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)。プライスレスの絶景ですが、そろそろこの景色に飽きてきています。 ^_^;
展望台付近から栂池自然園を見下ろした風景。秋の紅葉のシーズンには眼下に草紅葉の錦が広がるのですが、いまは真っ白です。
この道はいつか来た道 ♪ 自分の足跡だけが後ろに伸びています。
名残惜しい風景ですが、後ろ髪を引かれつつ下山します。何度も何度も振り返りつつ、自分が辿って来た道を写真に収めました。
足跡一つない雪原。青空と相まって最高の風景です。ちなみに日焼け止めを忘れたので、すっかり雪焼けしてしまいました。
自分の影を入れて自撮り。
栂池ヒュッテまで帰り着きました。
ロープウェイの駅舎に到着。
上りのロープウェイは満員でしたが、下りはみなさんスキーやスノーボードで降りていったようで、下りのロープウェイの乗客は私を含めて4名だけでした。
ロープウェイの山麓駅、栂大門駅から上を望んで一枚。
帰路に倉下の湯に浸かって汗を流しました。この日は更新したパスポートを受け取るために急いで松本まで戻る必要があったので、温泉でゆっくりすることができなかったのが少し心残りでしたが、ゆっくりできなかっただけで、結局温泉には入りました。^_^;