御柱祭 上社山出し
数えで七年に一度の大祭、諏訪大社御柱祭のハイライト、木落しと川越しを見に行ってきました。
JR茅野駅のコンコース。同じ長野県内に住んでいますが、いつも自動車で移動するため駅を利用したのは数回目。まだ朝の八時前なので人も疎らでしたが、帰路の午後には大混雑でした。
茅野駅と接続した茅野市民会館で有料観覧席のチケットを入場パス代わりの法被と交換します。
茅野駅前から木落し会場まで十数分の道のり。案内表示が所々にありましたが、人の流れに乗って進みます。ただ、大変な人混みで、人の流れも所々で分岐したり合流したりを繰り返していました。
特設の有料観覧席が設けられた上川の河原に到着!
上社木落しの有料観覧席の様子。みんな入場パス代わりの赤い法被を着ています。御柱一本毎に総入れ替え制で法被の色が変わります。
テレビカメラの取材も入っていました。
木落し坂の脇を通る中央本線の線路にはJR職員さんも待機。御柱が接触したり、ぶつかる距離ではないのですが、不心得な見物客が侵入しないように監視していたようです。
木落しの前に木遣りと鼓笛隊が盛り上げます。
上社木落しの先陣を切る本宮一之柱が木落し坂の上で準備万端。木落し開始の合図である白旗が上がり、巨大な御柱を前後に大きく揺らし始めています。
土煙りをあげて御柱が坂を滑り落ちます。大迫力!
坂を下りきったところで態勢を立て直し、再び里曳き(曳行)を再開します。
有料観覧席を出て茅野駅の駅前まで戻ると花笠踊りが披露されていました。
木落し坂から少し離れた上川の土手の上から前宮一之柱の木落しを見学。
有料観覧席から遠く離れた場所からでも高価な望遠レンズで撮影すれば、この通り。^_^;
場所を変えて川越しが行われる宮川の河原で先ほど坂を下った御柱を待ち構えます。子供木遣りが御柱の到着を盛り上げています。
ラッパ隊も祭りを盛り上げます。
川越しの万一に備えて消防署の皆さんも集結。
レスキューの皆さんが川の中で配置について川越しの準備万端。
御柱を先導する旗持ちの皆さんがザブザブと川を最初に渡ります。
ふんどし姿の氏子さんたちが御柱を曳く綱を持って川を泳いで渡ります。綱は次第に太い綱へと繋ぎ変えられて川を渡されていきます。
宮川の土手の上から徐々に綱に惹かれた御柱が水面に降りていきます。
雪解け水で冷たい川を氏子さんたちに惹かれて御柱が渡りました。
川越しは、この後に7本続きますが、ひとまず待機していた消防隊員さんも一息。お疲れ様でした。