まつもと市民芸術館バックステージツアー
まつもと市民芸術館のバックステージツアーに参加しました。申し込みハガキを投函した直後に、小澤征爾さんがここまつもと市民芸術館で指揮したオペラ「こどもと魔法」でグラミー賞を受賞したということで、とてもホットなタイミングでの見学になりました。
ホールへと通じる大階段を上がります。ここで観劇するときは必ず通り抜ける階段です。
舞台を準備中の小ホールを見学させていただきます。
屋上庭園を見学します。ここまでは一般公開エリアです。
楽屋裏に保管されてるヤマハとスタインウェイのピアノ。「こちらがアンジェラ・アキさんのお気に入りのピアノ」といった裏話も聞かせていただけます。
あの小澤征爾さんがセイジ・オザワ 松本フェスティバル(サイトウ・キネン・フェスティバル松本)のときに使う楽屋も見学します。
右のドアが応接室、左のドアがシャワールームです。楽屋と言えども住めそうです。^_^;
化粧室
大部屋の楽屋も外光を上手に取り込みつつも、落ち着いた雰囲気で、ここでも住めそうです。^_^;
洗濯室もあります。ますます住みたくなりますが、大量の衣装を洗濯する業務仕様だそうです。^_^;
大ホールの舞台から客席側を見渡します。手前(舞台側)の座席の色が暗めで舞台から離れるに従って明るい色にグラデーションしているのも演出の一種だそうです。
舞台を照らす照明を変えて楽しませてくださいます。
セリに乗ったまま奈落に下りる体験もしました。ゆっくりゆっくりと静かに奈落の下に降りていきます。
セリが下りると舞台からの転落防止のグレーチング(金網)が閉まります。
次はオーケストラピットの見学です。オペラやバレエの公演のときにオーケストラが演奏する場所です。グラミー賞を受賞した小澤征爾さんが指揮をしたのが、まさにこの場所。
舞台裏は客席から目立たないように、どこも黒く塗られていますが、ここだけは白く塗られています。黒いタキシードを着た指揮者が公演中の演者から見やすいように、ここだけは白くなっているのだそうです。
照明部屋も見学します。劇場の技術スタッフさんはみなさん黒い服を着ています。公演中に舞台裏を走り回っても目立たない配慮だそうです。まさに黒子。
写真では伝わりにくいですが客席から15mほどの高さがあり、結構な高所感です。
狭いキャットウォークを歩いております。北アルプスの山も登れば、来島海峡大橋の主塔やシドニーのハーバーブリッジの頂上も上りました。ということで今更なのですが、高い所怖い… ^_^;
最後に客席から舞台を見学させてもらいます。舞台幕が上がった状態だとこんな感じ。舞台裏が全て見えています。
ホリゾント幕と袖幕が下りると舞台裏は隠れて、見慣れた風景に戻ります。
グラミー賞を受賞したオペラ「こどもと魔法」の制作風景を拝見。
普段は舞台幕や照明を釣っているバトンと呼ばれるパイプを上下に移動させるパフォーマンスでバックステージツアーは締めくくられました。一時間半の見学は面白かったです。