[trekking] 北アルプス 唐松岳 2015夏
早めの夏休みをもらい、梅雨明け前の平日の晴れ間を狙って北アルプス白馬山系の唐松岳を登ってきました。
スキー場のゴンドラとリフトを二つ乗り継いで標高1820mまで楽々のぼります。のんびりと朝ドラを見て普段の出勤時間に松本の自宅を出発、現地に到着したのは太陽も完全に上った11時でした。
リフトの頂上 八方池山荘です。ここまでは軽装の観光客もリフトで登ってきます。
八方池の脇には、まだ雪田が残っていました。
八方池到着は12時半。ここまでは木道が整備されている自然遊歩道です。ここでお昼を食べて引き返す大勢の人たちで賑わっていました。私はまだ先も長いし、眺望もなかったので素通り。
八方池を過ぎると本格的な登山道。すれ違う人も少なくなります。
丸山ケルン直下、雪渓を登る箇所もありましたが、丁寧にステップが切ってあったので滑り止めなしで安心して登れました。
丸山ケルン到着。道のりの2/3の行程をほぼコースタイムで辿り着いたので一安心。白馬三山は雲に隠れていましたが周囲のガスは晴れて、徐々に展望が開けてきました。
少しペースを落として高山植物の花の写真を撮りながら登ります。登山道を塞いでいても、すれ違う人も少ないし… ^_^;
コイワカガミ
コバイケソウ。美味しそうに見えて反応しましたが毒があるようです… ~_~;
すごい山道を登りましたアピールの一枚。学校登山で中学生も登ってくる整備された登山道なので見た目ほど怖くはないのですが…
雪渓を横切るところは山小屋の方がきれいに除雪してくれています。もし、この雪渓をそのままトラバースするのであれば難易度は全然違ってくるでしょうね。雪の傾斜で足を滑らせれば数十メートルは滑落です…
ガスの向こうに山小屋の建物が見えます。
唐松岳頂上山荘に到着! 山小屋にチェックインして休憩しようかと思っていましたが唐松岳の山頂があまりに綺麗な姿を見せていたので、カメラなどが入った荷物を全部背負ったまま山頂へ向かいました。
写真の右側(長野県側)からガス(雲)が次々と上がっています。この気象状況が幻想的な風景を見せてくれました。
ブロッケン現象です。ガス(霧)に落とした自分の影の周りに虹が広がります。ちなみに写真の右端には紺のジャージ姿の中学生の列が写っています。幻想的な風景のはずですが、元気いっぱいの中学生たちの声が遠くまで響き、かなり賑やかな山頂でした。^_^;
唐松岳頂上とうちゃこ!
頂上から見下ろす唐松岳頂上山荘。北棟(左の建物)の前で腰を下ろして集合している中学生の一団が写っています。紺のジャージ姿は遠くからも目立ちます。 ^_^;
頂上から見た、お隣の五竜岳。
白馬三山への登山道がのびる不帰ノ嶮(かえらずのけん)。私は帰りたいので遠くから写真を撮るだけ。 ^_^;
日本海側の富山湾がぼんやりと見えています。
山小屋にチェックインして一休みしたら、小屋の前で剱岳をみながら珈琲を楽しみました。中学生には真似できまい。山小屋の売店のことだからインスタントコーヒーかと思っていたら、注文してからドリップしてくれる本格珈琲でした。基本的に山の上は何もかも値段が高いのですが、珈琲だけはスタバよりもリズナブルでした。^_^;
携帯電話の電波を求めて山小屋の周囲をウロウロしていたら、ふたたびブロッケン現象に遭遇。
私の影が、かなりはっきりとガスに映っています。
山小屋の夕食。これにお替わり自由のご飯とお味噌汁がつきます。おかずの品数も多くお腹いっぱいになりました。
夕食の後も山小屋の二段ベッドの上から贅沢に唐松岳の山頂が見えていました。
20時半ごろの写真です。21時の消灯間際まで小屋の前に粘って写真を撮っていました。富山側の街の光が綺麗でした。